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【1期生『修了レポート #4』】フィップス 優希(中日ジュニア)

一般社団法人Link×スマイルプロジェクトの共同で開催する『次世代エリート育成プロジェクト』の1期目が無事終了しました。
このプロジェクトは、ソチ・平昌・北京オリンピック3大会連続でキャプテンを務められた大澤ちほさんと共催で、未来の日本代表キャプテンや海外のトップレベルで活躍する選手の輩出を目指す次世代育成プログラムです!

今回は、1期生『フィップス 優希』選手の修了レポートをお届けいたします!

フィップス 優希 フィップス ユウキ
学年:中2 生年月日:2011.3.9
所属:中日ジュニア / 愛知


良い影響を受けて今よりも成長出来るチャンス


--なぜプロジェクトに参加しようと思いましたか?

このプロジェクトに参加する事で、オリンピック出場経験があり日本のトッププレイヤーだった大澤さんや、他の経験豊富な指導者の方々から直接教えて頂けるキャンプが4回もあり技術や戦術の向上が出来ると思ったし是非参加したい!と思いました。
大澤さんのスクールには以前名古屋で開催された時に参加した事があったので、絶対にためになるのは分かっていました。
また日本中から選抜されるレベルの高い選手たちとプレイしたり、キャンプを通して一緒に過ごす事により、自分がどのくらい通用するのか知りたかったし、競争意識を持ちながらモチベーションを高くしていく事で、色々な人からの良い影響を受けて今よりも成長出来るチャンスだとも思いました。

--自分自身で成長を感じたところはありますか?

スケーティングやハンドリングなどのスキル面だけでなく、声出しする所から意識が変わってきました。
特に最後の第4回目のキャンプでは、自然と同じチームの選手に指示をだせたり必要な声かけができ、一番成長を実感することが出来たキャンプとなりました。
石賀さん指導の陸上でのトレーニングも最初はきつかったけど、やり方を学び自宅でもやるうちに、下半身がしっかりしてきたのを感じました。実際に最後のキャンプでは、最初と比べものにならないくらい安定して取り組めたし、重心がしっかりしていました。
また、河南先生から何度も講義をしてもらった事により栄養面での知識が定着し、バランスよく食べているか、偏った食事になっていないかなど、体作りに大切な栄養の基礎が身につき、自然に今何を食べるべきか考えられるようになったのが進歩です。

世界の選手と互角に戦えるようになりたい


--コーチたちに教わったことで印象に残っていることはありますか?

4回のキャンプで、とても沢山のアドバイスをもらいました。
一番印象に残っているのは大澤さんに“スケーティングがもっと良くなるとホッケーのプレイの幅が広がるよ”と言われたことです。
それまでは自分のスケーティングに対してあまり意識した事がなかったので、シュート練習やハンドリング練習ばかりしていました。
しかしそれ以降リンクに通ってスケーティング練習を増やすように心がけました。その後のキャンプで大澤さんに“良くなってるよ”と言われ嬉しかったし、スピードが早くなったと実感しました。
また、岩原さんや人見さんから戦術面で具体的に教わった事をチャレンジしたり、コミュニケーションを取りながら、次はこうしていこうとか、もっとこう動こう等、自分達でもう一つ上の段階を踏めるように持って行けた事が印象に残っています。

--氷上練習以外のプログラムでも学べることはありましたか?

氷上練習以外のプログラムもどれも内容が濃くて充実していると思いました。 毎回キャンプスタート時に確認し合った”約束事”はプロジェクトが終わっても自分の選手人生でずっと守っていこうと思うし、リーダー論では、リーダーとしてオリンピックで活躍した大澤さんが心がけてきたこと、大切にしてきた事が聞け、チームスポーツであるアイスホッケーにおいては必要不可欠なリーダーシップの重要性を学ぶことができました。
雨宮先生のメンタル講義もとてもためになりました。メンタルの強さは、対戦相手のレベルが上がるほど大事だし、自分の可能性を最大限に引き出してくれると強い味方になる事がわかりました。あと自分には目標のたて方に関する話が1番参考になったと思います。
これらのプログラムは、アイスホッケー選手としてのスキルだけでなく、人間としての成長やバランスの取れた生活習慣を作るのにとても良いと思いました。キャンプ中はリンクにケータリングが来てくれてみんなで食事したのが楽しかったです。
栄養バランスが良いメニューだし温かいし、どれもすごく美味しかったです。僕は特にハヤシライスが好きでした!

将来の目標とサポートして頂いた皆様へ


将来は、強いフィジカルとスピードを身につけ、世界の選手と互角に戦えるようになりたいです。
自分の持ち味、長所を生かして、見ていてくれる人達がワクワクするような、応援したくなるような、チームメイトにも影響を与えられるような選手になりたいと思っています。
そして日本代表に選ばれ、世界選手権やオリンピックに出場することが目標です。遠い未来において、日本のアイスホッケーを思い浮かべた時に、自分の名前が出てくるような選手になっているよう頑張ります。
次世代エリート育成プロジェクトでサポートして下さったコーチ陣やスタッフの方々のご支援とご指導のおかげで、技術面の成長だけでなく、精神的な部分でも成長する事が出来ました。
またこのプロジェクトで得た経験や知識は、僕の将来にとって非常に貴重な財産となりました。本当にありがとうございました。
これからも皆さんの期待に応えられるよう努力を続け、目標に向かって頑張っていきます。
引き続き見守っていただけると嬉しいです。

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