![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140680630/rectangle_large_type_2_443483a3cb61acda8936abd9125c1d31.png?width=800)
Photo by
lisa500ml
別の道になってた
久しぶりに会った彼は、いつも通りだけど、
いつも通りじゃなかった。
彼の中で「友達」になったんだと思った。
どれだけ気持ちを伝えても意味がない。
恋人ではないのだ。
私が好きなのは私を思ってくれる彼であって、
今の彼ではないのだと気付くには十分な時間だった。
会うべきではなかったと思うことが悲しかった。
線を引こうとする彼といても傷つく。
彼と会えなくても傷つく。
八方塞がり。
出口の見えない暗いトンネルに突入した気がした。
まだ一緒に歩いていると思ってた道は
とっくに枝分かれして、彼は遠く離れた前を歩いていた。
気付いていたけど気づかないふりをしてここまで来ただけか。
うつむいてばかりいたから置いていかれたのか。
いつかまた近い道を、同じ道を歩きたいと思うのは
思い出に恋してるだけなんだろう。
大切な思い出なら、思い出してもいいんだよって
自分を甘やかしてみる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?