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どんな自分を愛す ~名言で学ぶ英語~


新鮮な英語で英語を学ぼう!

 参考書や教科書に載っている例文は英文法や熟語などを理解しやすいようにわかりやすい例文になっています。それはそれで良いのですが、私個人としては「その例文は単調でつまらないなぁ」感じることが多々あります。ですので、今回はわかりやすい例文ではなく実際に使われた生きた英語で英語(文法・熟語・語彙)を解説していこうと思います。

今回の名言

I've made peace with the fact that the things that I thought were weaknesses or flaws were just me. I like them.

アメリカの女優:サンドラ ブロックの名言

解説

 この英文の骨組みは以下のようになります。パートごとに解説していきます。

パートA:I've made peace with the fact
パートB:that the things that I thought were weaknesses or flaws were just me

骨組み

パートAの解説

 この英文の時制は現在完了形(have+過去分詞)です。現在完了形が表す内容は「動作・状態の継続/完了」です。日本語ではなかなか表現しづらいですが基本は現在形で訳していいのではないのでしょうか。
 make peace withは「~と和解する/折り合いをつける」という意味の熟語です。(サラッと言えるとかっこいいですね!)
 factは名詞で「事実」という意味です。名詞のfactはfactの後ろに接続詞のthat(同格の接続詞と呼びます。)を置いて、thatの後ろにfactの内容を表す英文を置きます。
(例:the fact that he is the criminal 彼が犯人だという事実)

パートBの解説

 パートBはthe factの内容を表す部分です。
 最初のthatはパートAのfactの項目で説明した同格の接続詞のthatです。これ以降の英文がthe factの内容を表します。
 the factの内容を表す英文の主語はthe things、述語(動詞)はwere、補語はjust meです。つまり、the factの内容はthe things were just me.(そのことこそ私である。)です。
 そして、that I thought were weaknesses or flawsはthe thingsを説明しています。この英文の構文は「A that I think be動詞 ~」という構文です。この構文は「私が~だと思うA」という意味を表します。ですので、the things that I thought were weaknesses or flawsは「私が弱みや欠点だと思った事」という意味です。
 このことをまとめると「私が弱みや欠点だと思ったことこそ私である」がthe factの内容になります。

*「A that I think be動詞 ~」の構文は専門的に(英文法的に)言うと連鎖関係代名詞と呼ばれる文法事項です。連鎖関係代名詞に関しては次回の記事で詳しく解説します。

まとめ解説

 パートAとパートBのことをまとめると、「私が弱みや欠点だと思った事こそ私なんだという事実と和解した。」となります。I like themのところも踏まえて、これを意訳すると「私は弱点や欠点だと思っていたことこそ私なんだと受け入れたんだ。そんなところも好きなんだ。」となります。

I've made peace with the fact that the things that I thought were weaknesses or flaws were just me. I like them.
「自分の弱点や欠点だと思っていたことこそ、私なんだ。」と受け入れたんだ。そんな弱点や欠点だって好きなんだ。

アメリカの女優:サンドラ ブロックの名言

最後に

 最後まで読んでいただきありがとうございます。今回は関係代名詞を中心に英文法を解説しました。お役に立てれば、幸いです。
 人には得手不得手があり、完璧な人なんていないんですよね。そんなことを感じさせてくれる名言でしたね。
 では、次の記事でお会いしましょう。


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