頑張れ受験生! 受験英語の解説するぞ!
受験英語の英文法を解説するぞ!
今回の記事は大学受験で必要な英文法を徹底解説する記事です。大学受験真っただ中の高校3年生はもちろんのこと、現在進行形で高校英語の勉強をしている高校1・2年生のためにもなる記事だと思います。また、英語の勉強をしている社会人のみなさんの英語学習にも役立つような記事だと思います。 英語を勉強しているみんな、集まれ!
Point:現在形と現在進行形
突然ですが、みんなさん「現在形=現在(今)」と思っていませんか?ちょっと待った!実はその認識ではちょっと危ないんです。
英語の現在形は「過去から現在、そして未来へ」なんです。もう少し詳しく言うと、現在形が表す時間は「現在を中心として、過去または未来を含む時間」なんです。
最頻出事項:時・条件の副詞節の時制
whenやifなどの時や条件を表す接続詞(このように節を作る接続詞を従属接続詞と言います。)から始まり、主語+動詞の形を含む語のかたまりでそのかたまり一つでは文と成立しないものを時・条件の副詞節と言います。この節の中の時制は未来の話でも現在形を使うというルールがあります。
さて、次は現在進行形の話をしましょう。現在進行形の核となる考え方は「ここからここまで」です。動作の終わりがあるということです。
練習問題(現在形・現在進行形)
問:それぞれの空欄に入る適切なものを選択肢から1つ選びなさい。
(1)All the classmates knew that the Earth( )around.
①is ②be ③was being ④were
訳:クラスメイト全員、地球が丸いということを知っていた。
(2)A: What do you do?
B: ( )
①Please call me ken. ②I'm fine, thank you.
③Nice to meet you, too ④I'm a photographer.
(3)Everyone( )about his success in business.
①is known ②is knowing ③know ④knows
訳:みんなが彼の仕事での成功を知っている。
(4)I don't have any plans for this Sunday, but next Sunday( )my aunt.
①I visit ②I am visiting ③I was visiting ④I'm going
訳:今週の日曜日は特に予定がありませんが、次週の日曜日は叔母さん
に会いに行きます。
(5)If you( )my advice, you'll have nothing more to do with him.
①do ②will do ③take ④will take
訳:もしあなたが私のアドバイスを受け入れれば、あなたは彼と関わら
なくなります。
解答・解説
問1
正解を導く論理
「地球が丸い」という事実は昨日も今日も明日も変わらない事実なので現在形を使います。ですので答えは①のisです。
英文の解説
・形容詞のallは必ず先頭で用いる(形容詞のbothも同様)
×:the all classmates 〇:all the classmates
・動詞のknewはknow(知っている)の過去形
→動詞のknowは他動詞(動詞の後ろに名詞or名詞句・節が来る動詞)
・thatは従属接続詞→今回は名詞節
・aroundの品詞は形容詞で「丸い」という意味。
ミニクイズ
次の英文を和訳しなさい。
The square is round.
名詞のsquareには「正方形」と「広場」という2つの意味があります。「その正方形は丸い」では意味が通らないので今回の訳は「その広場は丸い」が正解です。
問2
正解を導く論理
「あなたは昨日も今日も明日もなにをしていますか?」→「あなたは普段何をしていますか?」→「あなたの職業は何ですか?」よって正解は④I'm a photographer.(私は写真家です。)
問3
正解を導く論理
動詞のknowは「~を知っている」という状態を表します。「知っている」という状態に終わりはないので現在進行形は使えません。よって現在形を使います。また、主語であるeveryoneのeveryは「それぞれの」というニュアンスで一人ひとりを指しているのでeveryoneは単数です。よって動詞には3人称単数のsをつける必要があるので正解は④です。
問4
正解を導く論理
現在進行形は動作の終わりがある(終わりを設定できる)ということです。つまり、終わりが設定できるということは必ずその動作を終わりに向けてするということなので、「確実な未来」は現在進行形で表せるので答えは②です。
補足 ~willとbe going to doとbe Vingとwill be Ving~
助動詞のwillで表す未来は「思いつき」でbe going to doで表す未来は「事前に計画されている」でbe Vingで表す未来は「準備ができている」でwill be Vingで表す未来は「思いつきではあるが確実性が高い」
問5
正解を導く論理
if節は条件の副詞節なので、節内の時制は未来の話でも現在形を使うので正解は③のtakeです。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。今回は現在形と現在進行形の考え方や使い分けの解説記事でしたがいかがでしたか?お役に立てていれば嬉しいです。
今回の練習問題は『関正生の英文法 POLARIS 1』より引用しています。では、次の記事でお会いしましょう。
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