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僕が「誰も聞いたこともない、広告代理店」に新卒で入社したワケ

僕は今働いている会社に新卒で2018年に入社しました。
なので現在、3年目です。

皆さんの中には広告代理店と言われても、ピンとこない方もいるのではないでしょうか。

やっている仕事は「リクルートの求人」と「indeed」の代理店業です。※厳密に言うと「indeed」もリクルートに買収されているので、ぶっちゃけリクルートのものみたいな感じですが・・・

皆さんも利用したであろう「タウンワーク」や「リクナビ」、「indeed」なんかを扱った仕事をしています。この時点でお気づきの方もいると思いますが、どれも知名度がめちゃくちゃある商品です。

「なんだ売りやすそうじゃん、ベンチャーのよくわからない商品よりマシじゃね?」
とか思った方、僕も入社するまでは同じ気持ちでした。
求人票にも

「リクルート」の知名度のある商品を扱うから、売りやすい!

なんて言葉も書かれていましたね・・・。懐かしい・・・。

今就活中で同じような会社を受けようとしている方、気をつけてください。それ嘘ですから(笑)

ですが当時、実は人材系企業をメインで就活していたので、もちろん僕はリクルートも受けていました。採用も順調に進んでいたのですが(奇跡かよ)、結果的に僕は今の代理店に就職することに決めました。


【理由1】会社の名前で仕事をしたくなかった

生意気ですね・・・笑。言っていることは一丁前って感じです。
僕は大手企業から中小企業まで、いろんなところを受けていましたが、1つ大切にしていた考えがありました。それは、

その仕事に自分の存在する価値はあるのだろうか

と言う点です。
僕が就職活動をしていた時期に、あの大手広告代理店の
「電通」さんで働いていた、とても綺麗な女性の方が自殺されました。就活真っ最中の大学4年生のときにこんなことがあり、かなりショックを受けたことを覚えています。

僕と同年代の人たちは、
「会社に殺されたくない」、
「福利厚生がしっかりしているホワイトな企業はどこだ・・・」
「年間休日は120日以上じゃないと嫌だ」

なんてことを考えていた人たちが、僕を含めて一定数いたと思います。

そんな思いを持ちながらも、一方でせっかく社会人になって働くのであれば、

「自分の力を思う存分試してみたい」
「自分の力で結果を出したい」

という気持ちも持っていました。そう考えた時にふとリクナビを見ていた時に目に入ったのが今いる会社でした。

「リクルートの商品を扱える会社ってリクルート以外にもあるんだ・・・」

そこで思ったのが、

「会社の名前は聞いたこともないけど、商品は誰もが知るモノを売るって、なんか営業としては難しそうだな・・・」

「でも、もしこの難しそうな状態で商品が売れれば、それは自分の存在価値・介在価値をお客様に提供できることになるのではないだろうか」

ということです。それを思って入社してるんだから、周りの人から見たら『変態』としか映らなかったでしょう。

リクルートの人がリクルートの商品を売るのは当たり前のことです。いわゆる自社メーカーの営業が自社の商品を売るのは当然ですし、自社や商品に知名度があれば、尚売りやすいでしょう。

でも当時の僕は、それはその会社や商品がすごいのであって、売る営業自体はそんなにすごくないんじゃないかな、と思ったのです。

生意気ですね〜、当時の僕。

今はそんなこと思っていません(笑)。直販の方には直販なりの苦しさ、大変さがあると思います。会社の大きな看板を背負って、プライド持って仕事をするワケですから。

そんなことを考えていたので、
会社のネームバリューに頼らず、自分の存在価値・介在価値を実感できる仕事を考えた結果、今のリクルートの広告代理店に就職することにしたのです。

めでたし、めでたし・・・

とはいきませんでしたが・・・泣。


【理由2】新規開拓の営業職を考えていたから

僕と同時期に就活をしていた友達とか、みんな口を揃えていうのが、

「絶対、営業なんかしたくない!」

でした。
まぁ、気持ちはわからなくもないです。実際大変ですし、難しいです。

僕は「働くなら、営業が良いな〜」なーんてことを考えていた、『変態』でした。しかも「営業であること」さらに「新規開拓」である、ことを就活の軸にしていたので、周りから見たら『変態の中の変態』だったかもしれません。

そもそも「営業」を希望していたのは、理由があって、
当時アルバイトをしていた職場にビジネスマナー研修で講師として来ていた方に、

「一度で良いから『営業』は絶対に経験しておくべき」

と言われたことです。
当時同年代のバイト仲間が何人かいましたが、7人中営業になったのは僕を含めて2人だけで、みんな「公務員」や「デスクワーク系」、「販売職」に就職していきました。

だからと言って、「なんで営業しないんだよ!」なんて、理不尽なワケわかんないことを言うつもりは一切ありません。

ただ僕はその言葉が、やけに府に落ちたので、営業職を希望するようになりました。理由は後付けになりますが、1つは「営業」はビジネスの基本だからです。


生きていく上で、お金は必須です。つまり収入を得なければいけません。収入を得るということは何かしら、お金を稼いだり、会社に属するならそこで売上を作らないといけませんよね。

会社の売上を作っているのは誰でしょうか?、もちろんお金をいただくお客様の存在あってこそですが、そのお客様を作るのは「営業」の仕事です。

探客→アポ取り→商談→クロージング→受注

を経て、ようやく会社の売上になります。※本当はもっと細かく分類できるのですが・・・。

売上を上げるには、お客様のことを知りお客様が求めているものを知り最適な商品を提案する。こうやって書くだけなら簡単ですが、これがとても難しいんです。でもこれこそがビジネスの根幹の一つであることに間違いありません。


もしこれから何かビジネスを始めようと思っているのであれば、営業は一度でも良いので経験し、「お金を得る」ということがどういうことなのかをよく考えてみると良いと思います。

0からお客様を作り、売上を上げる経験ができるのは「新規開拓の営業」だけです。この「0→1」を生み出し、尚且つお金までいただける唯一の仕事だと思います。たとえどんなに良い商品を作っても、

「売れなければ意味がない」

ですから。


こう考えると結構、営業職ってすごくないですか?僕のような底辺セールスに比べて、トップセールスの方々なんてもっと多くの価値を世の中に生み出していますから、すごいですよね〜。

営業ができれば、マーケティングもできますし、経営者にもなれます。人事だって、経理だってできると思います。

3年目のペーペーが偉そうなことを言いましたが、実際こうやって入社してからずっと営業していると、やっぱり上記のようなことを思います。

今就活中の方はぜひ営業やってみてください。

【まとめ】結局のところ自分自身に「力」を付けたかった

何かと後悔や、悔しい経験を学生時代にそれなりにして来たので、とにかく

「社会人では、後悔だけはなるべくしない生き方をしよう!」
「『興味のあること』、『やってみたいこと』にはどんどん挑戦して力をつけよう!」

その一心で今も仕事をしています。


・効率的に仕事を終わらせて、早く帰り、自分の時間を大切にしよう!
・ワークライフバランス大事!

という風潮がありますが、僕自身あんまり興味がありません。
プロなら自分の仕事はとことん突き詰めていくでしょうし、決して妥協することもないんじゃないかなと思います。

「仕事がつまらない」のではなく「仕事が面白くなるまで追求」するんです。

プロとして自分の仕事に誇りを持って働いている人は誰が見ても、やっぱり格好いいですし、そんな社会人の方々にたくさんお会いできるのも
今働いているこの「求人・採用」の仕事の醍醐味だと思っています。

もっと取引先を増やして、お客様に良いものを提供し、会社を大きくする力と経験を得ることが、今のところ僕がやってみたいことです。

言っていることが立派でも、行動が伴わないと意味がありません。引き続き仕事を頑張って、自分自身を磨いていうこうと思います。


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