例文提示とグロスのつけ方:理論編
言語学における例文提示においては、形態素分析に基づき、形態素ごとの訳と文法形態素に対する略号(これらを通常、グロスと言います)、形態素境界の記号といった例文注釈(glossing)をつけることになります。この例文注釈の問題は、さまざまな言語を扱う一般言語学では重要な問題です。
言語学でよく見かける例文注釈は以下のようなイメージです。これは日本語の「映画を見て帰った」という文に対して、英語で論文を書くことを念頭に、私が注釈をつけたものです。ACCは対格(accusative)