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最新Z世代トレンド「ちょんまげ小僧」が急上昇で堂々1位に

LINEリサーチでは、四半期毎に全国の15~24歳の男女に対して、最近の流行について自由記述形式で調査しています。今回は2023年9月の調査結果をお届けします。


1.「ちょんまげ小僧」が急上昇で総合1位、「推しの子」「呪術廻戦」が続く

2023年9月の最新調査では、現役中学生6人のYouTuberグループ「ちょんまげ小僧」が急上昇し、総合1位となりました。チャンネル登録数は150万人を突破し(10月時点)、新世代YouTuberとして注目を集めています。特にメンバーのひき肉さんが両手を大きく広げて「ひき肉です!」というあいさつが特に流行っており、スポーツ選手の決めポーズとしても話題になりました。

前回6月の若年流行調査では1位だった推しの子」は総合2位となりました。2023年の春アニメとして放送された第1期の放送が6月28日に終了し、その最終回の放送後に第2期の制作決定が発表されました。今後の展開にますます期待が高まります。
総合3位は「呪術廻戦がランクイン。2023年7月からTVアニメの第2期がスタート、コラボやキャンペーンも多く実施され人気が再熱している様子がうかがえます。

4位以降は、継続的に上位にランクインしている「ちいかわや、今年の「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023」に選出されたイラストレーターの「可哀想に!」が生み出すおぱんちゅうさぎとキャラクターがランクイン。また、フィルターやエフェクト加工せずにリアルな日常を投稿できるSNSとして話題のBeReal」が8位に入りました。

2. 11位以降「VIVANT」「バスケットボールW杯」「ポケモンスリープ」が急上昇ランクイン

11位以降では、Splatoonシリーズ」「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat 初音ミク」「モンスターストライク」「ポケットモンスター/ポケモンとゲーム関連が複数入る結果となりました。
また、14位には「バスケットボール」が前回の98位から大幅アップ、17位には、8月25日から9月10日に開催された「バスケットボールW杯」も急上昇し、これらのバスケットボールの項目を合わせると総合5位にランクインするほど盛り上がっていたことが明らかになりました。今回の調査がちょうど「バスケットボールW杯」開催時期だったことが背景にあるようです。

16位には、TBS系列の日曜ドラマ「VIVANTがランクイン。半沢直樹など多くの作品を手掛けてきた福澤克雄監督の完全オリジナル作品で、放送終了後には「VIVANTロス」が叫ばれるなど話題が尽きませんでした。20位には、世界累計1000万ダウンロードを突破したスマホ向け睡眠ゲームアプリ「ポケモンスリープがランクインしました。

3. すべての年齢層で「ちょんまげ小僧」がTOP2でトレンド入り

男女年齢別にみると、総合1位の「ちょんまげ小僧」は女性23~24歳では2位となったものの、ほかすべての年代でTOPとなりました。総合2位の「推しの子」は男性15~18歳を除くすべての年代でTOP3に入りました。総合4位の「ちいかわ」や、総合9位の「おぱんちゅうさぎ」は、特に女性の間でトレンドとなっている様子です。女性23~24歳では「ちいかわ」が1位となり、「おぱんちゅうさぎ」は女性15~18歳でTOP5に入りました。

そのほかに、男性15~18歳と男性19~22歳では、この一年でじわじわと順位を上げている原神」がTOP5入り。中でも男性15~18歳では3位となり、人気がうかがえます。男性15~18歳では、バーチャルアイドルグループとして活動するVTuberの「ホロライブ」が6位にランクイン。 男性15~18歳と男性 23~24歳では、バスケットボールW杯の盛り上げりを受けて、TOP10に「バスケットボール」が入りました。男性19~22歳では、「呪術廻戦」が2位となりました。また、男女ともに23~24歳では、「VIVANT」が5位にランクイン。男性19~22歳と男性 23~24歳では、8月23日に33枚目のシングル「おひとりさま天国」が発売された乃木坂46が入る結果となりました。

女性15~18歳と女性19~22歳では、ライブツアー「なにわ男子 LIVE TOUR 2023 'POPMALL'」を開催中のなにわ男子が、女性19~22歳と女性23~24歳では、2023年4月からゴールデン帯に進出した『それSnow Manにやらせて下さい』で話題のSnow Man」がTOP10にランクインしました。女性19~22歳では、「BeReal」が5位にランクイン。女性23~24歳では、「ポケモンスリープ 」が7位となりました。


9月の流行調査では、現役中学生YouTuberグループ「ちょんまげ小僧」が急上昇1位となり、すべての年齢層でTOP2に入りました。また、前回TOP30ランキング外だった「BeReal」や「おぱんちゅうさぎ」が急上昇しTOP10入りする結果となりました。そのほかにも、今回はテレビドラマ「VIVANT」やTVアニメ「呪術廻戦」の第2期スタート、「バスケットボールW杯」などの話題が目白押しでした。数か月で変化するZ世代のトレンド、3か月後の次回調査の結果もお楽しみに。

前回2023年6月調査結果はこちら

LINEリサーチでは、四半期に1回行っている流行調査の結果の無料レポートを提供しています。 Z世代のトレンドを参考に、皆様のマーケティングに少しでもお役立ていただければと思います。

【結果レポートに含まれる内容】
①上位300位までの性別×年代別のランキング表
タレントの個人名・ゲーム・アニメタイトルが多数言及されています。

②上記300位までのエリア別のランキング表
貴社注力エリアで何が流行しているのかご参考になさってください。

<エリアの内訳>
1)北海道・東北地方
2)関東地方
3)中部地方
4)近畿地方
5)中国・四国地方
6)九州・沖縄地方

【調査について】
2023年9月度調査
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
実施時期:2023年9月1日~9月3日
有効回収数:4453サンプル
※回収比率は、[男性]15-18歳:19-22歳:23-24歳:[女性]15-18歳:19-22歳:23-24歳が2:2:1:2:2:1

2023年6月度調査
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
実施時期:2023年6月1日~6月3日
有効回収数:4419サンプル
※回収比率は、[男性]15-18歳:19-22歳:23-24歳:[女性]15-18歳:19-22歳:23-24歳が2:2:1:2:2:1

※「最近流行っているコト・モノ・ヒト」について自由記述形式で聴取
※回答をコーディングしてランキング化
※特になし/不明に該当する回答のみの対象は、分析対象から除外

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