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高校生はどんな文房具を使っている?

学校の授業や勉強で使うノート、筆記用具などの文房具。高校生はどんなものを選び、どこで購入しているのでしょうか。ペンケースを選ぶポイントや、ふだん持ち歩く教科書やノートの数などについても調査しました。

1.高校生が文房具を買うのは?TOPは「本屋/書店」

高校生に、学校の授業や勉強で使う「文房具」をふだんどこで買っているのか聞きました。

全体では、「本屋/書店」が5割弱でTOPに。2位以降は、「雑貨店・バラエティショップ」「100円ショップ」が続き、それぞれ4割強。「100円ショップ」は、学年が低いほど割合が高くなっていました。

男女別にみると、JKでは「雑貨店・バラエティショップ」が5割超で1位同じ5割台で「本屋/書店」「100円ショップ」が続きます。「雑貨店・バラエティショップ」「100円ショップ」はDKと比べてJKの割合が圧倒的に高くなっています。東急ハンズやロフト、無印良品などの雑貨店はバラエティに富んでいて、JKにとって選ぶ楽しさもあるのかもしれませんね。
一方、DK1位は「本屋/書店」で5割弱2位以降は「100円ショップ」「雑貨店・バラエティショップ」がそれぞれ3割台でランクインしています。
4位は男女ともに「文房具専門店」でした。世界堂や伊東屋などの品ぞろえが豊富な専門店で、文房具を選ぶ高校生もいるようです。

また、ランキングにはありませんが、Amazonや楽天市場などの「インターネットショッピング」で文房具を買う高校生は、男女ともに1割強いました。「学校の購買・売店」で買う人は1割以下と低い割合で、男女ともに少ないことがわかりました。

2.高校生がペンケースを選ぶポイントは、男女ともに価格!

続いて、学校の授業で多くの人が使う文房具であるペンケースについて、ペンケースを選ぶときに重視するポイントはどこか、高校生に聞きました。

全体では、「価格が手ごろ」がTOP2位は「シンプルなもの」、3位以降は「色/カラーリング」「形/デザイン」といった好みや、「中身が見やすい/取り出しやすいもの」「大容量/たくさん入るもの」といった利便性に関する回答がランクインしました。

男女別でも、「価格が手ごろ」がTOPという結果に。高校生にとって手の届きやすい価格であることは重視するポイントとなるようですね。2位以降は男女で違いがみられました。
JKはDKよりも「色/カラーリング」「形/デザイン」「おしゃれさ」などの見た目の好みについての割合が高くなっています。また、JKでは「他の人が持っていない/かぶらないもの」もランクインしており、まわりの人が持っているかどうかを気にしている人もいるようです。
一方DKでは、2位以降に「シンプルなもの」「中身が見やすい/取り出しやすいもの」「大容量/たくさん入るもの」がランクイン。DKは、より実用的な面が重視点として上位となるようです。
「特にない/ペンケースは使っていない」の割合はJKに比べDKが1割超とやや高く、JKのほうが重視しているポイントがたくさんある様子です。

学年別の傾向としては、特に高1JKで「形/デザイン」「おしゃれさ」「色/カラーリング」「大容量/たくさん入るもの」と答えた人の割合が、他の学年と比較してかなり高くなり、ペンケースへのこだわりがみられました。

3.高校生はふだんどんなノートを使っている?

次に、高校生に、ふだん学校の授業や勉強のために使っているノートについて聞きました。紙のノートに限らず、スマホなどを使用する場合も含めて回答してもらいました。

高校生が使っているノートの全体TOPは、キャンパスノートなどの「綴じノート・大学ノート」。その割合は男女ともに8割超と圧倒的に高く、主流であることがわかります。
全体2位は「ルーズリーフ/バインダー」が6割弱3位以降は「写真を撮る」「付箋」「スマホ(写真は除く)※メモ帳やノートアプリなど」が2〜3割台で続きます。紙のノート以外に、写真やスマホを利用している高校生も一定の割合でいることがわかります。またスマホの他にも、「タブレット」「パソコン」の割合もそれぞれ1割超でした。

男女別にみると、JKのほうが全体的に各項目で高い割合です。特に「ルーズリーフ/バインダー」は7割強、「付箋」は4割以上となり、DKに比べJKの割合が圧倒的に高く、ノートとルーズリーフを併用したり、付箋を一緒に活用したりしている様子がうかがえます。

綴じノートやルーズリーフなど、紙のノートが使われている割合が高くなりましたが、その際に使う筆記具についても調査したところ、以下のような結果となりました。

【全体】ノートをとるときに使っている筆記具TOP5
1位 シャープペンシル  97.4%
2位 ボールペン     79.9%
3位 蛍光ペン/マーカー 67.3%
4位 消せるボールペン  15.0%
5位 鉛筆        14.6%

※集計ベース:「紙」のノートを使っている高校生(n=1003)

ほとんどの高校生は「シャープペンシル」を利用しており、「鉛筆」の割合は2割以下となりました。その他「ボールペン」や「蛍光ペン/マーカー」も割合が高くなっています。高1JKでは、「蛍光ペン/マーカー」の割合が特に高くなっていました。

4.高校生が持ち歩く教科書やノートの数は?

紙のノートを使う高校生が多いことがわかりましたが、高校生は、通学時に教科書やノートを何冊くらい入れているのでしょうか?
そこで、通学かばんに「学校で使う教科書やノート」を何冊入れているか、だいたいの平均的な数を聞きました。

全体では、「3~4冊」「5~6冊」の割合が高く、それぞれ2割程度。男女別にみても「3~4冊」「5~6冊」の割合が高くなっていますが、JKは少ない冊数になるほどDKと比べて割合がやや高い傾向が。1~8冊まではJKの割合が高く、9冊以上はDKの割合が高くなっていることがわかります。

一方で、「通学かばんに、教科書やノートは入れていない」という人の割合が全体で1割弱います。学校に教科書やノートを置いている人もいるのかもしれません。特に3年生では他の学年と比べて高い傾向にありました。

今回の調査では、価格をみてペンケースを選ぶ高校生が多いことや、授業では紙のノートが主流であることがわかりました。スマホなどをノート代わりにしたり、付箋などを使って工夫したり、自分のスタイルでノートをとっている人も多いようです。今後もどんなスタイルが主流になっていくのか注目ですね。

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【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女
実施時期:2022年2月16日~2022年2月17日
有効回収数:1047サンプル
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

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