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誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)旅のワードローブ補足

前回の記事では、どうしたらおしゃれに見えるかという点について、一切ふれていませんでしたが、

これは「おしゃれのルール」と全くいっしょです。

色、テイストをとにかく絞り込む。そして自分らしい小物で味付けする、です。

小物なのですが、私は帽子、ストールやスカーフ、冬だったら革の手袋、そしてコスチュームジュエリー、そして、自分がいつもアミュレット(お守り)のようにふだんつけているペンダント(これは身につけて)を持参します。

コスチュームジュエリーとは、いわばイミテーションのジュエリーで、なくしても、壊れても問題ないものを、ワンピースを着るときに着用するために持っていきます。

外国の方々、特に私はイギリスで感じるのですが、身につけているものを、たとえそれが知らない人でも、それ、素敵とか言って、気軽にほめてくれます。ですから、わざと日本風のアクセサリーをしていくのも、面白いなと思います。

たとえば、ちりめんでできた椿(カメリア)のコサージュとか、よいのではないでしょうか。(これはまだ実験してませんが)

それと、この前書いたワードローブで特徴的なのは、荷物の総量に対して靴のとる分が多いということだと思います。靴だけでなく、靴磨きの小さいセットも持っていきます。

そして、これは特に気をつけるのですが、私の場合、はいていく靴は最低でも5センチ、できれば七、八センチくらいのヒールの靴です。たいていはショートまたはロングのブーツですが、私は背が低いので(155センチです)、あまり低いヒールで外国へいくと、そうでなくても幼く見える日本女性が、より一層子どもっぽく見えてしまうのではないかと考えるからです。1泊2万円ぐらいのホテルに泊まるわけですから、そう見えると困るわけです。

何せ一人旅の場合、すべてのチェックインは自分で行います。

ホテルのチェックインも、とても重要です。それによって、これから宿泊するに当たっての待遇が変わるからです。

どんなによれよれで空港に着いても、ホテルのチェックインまでは気を抜きません。それが旅を快適にするための、重要な分かれ道になります。ここが一番の勝負です。勝負のための格好をしないと、日本人は負けてしまいます!

で、その靴ですが、別に旅行用に買うわけではないので、ふだんからヒールがある程度あるけれど、石畳の道をがしがし歩いていける靴を探します。そしてもちろん、旅行でその靴を新しくおろすのではなく、ふだん、日常にはいていて、それで旅行にも行くのです。

格好つけた靴でホテルに1度チェックインしてしまえば、あとはどんな靴をはいてホテルを出て行っても、問題ありません。スニーカーにはきかえて出かければ、ホテルのスタッフも、あ、郊外へ行くのねと、思ってくれます。

また持っていく下着について、前回は乾きやすいものとだけ書きましたが、私は必ずシルクのキャミソールと、セットのフレアパンツも持っていきます。一人旅ですから、誰かが見ているわけではありませんが、素敵なインテリアのホテルに泊まるなら、それにふさわしい下着を持っていき、よく映画のシーンにあるように、上にバスローブを着て、お部屋の中を1人でうろうろしたりします。シルクは温かいですし、洗ってもすぐ乾くので、実は旅に適した素材だと思います。

それらをそれぞれ布や、ひもつきのショップでもらったお気に入りの袋に入れ、カバンに入れます。

すべて好きな袋にちゃんと入っていますので、税関などで開けろと言われても、何も困ることはありません。

一人旅のワードローブは、ほかの道連れの相手に見せるということはありません。

けれども、一番厳しい、そして一番親しい、自分自身にそれは見せます。

見るものと見られるものは、ここでは一致しているのです。

2011・06・13

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