「モチベーション」とはなにか、何者か。
Voicyで「モチベーションを上げるには」という題で話していらっしゃるお坊さんがいた。
内容をとっても簡単にすると、「モチベーションというよくわからない言葉に踊らされるな、人生は大変なことが基本だと思って生きたら少し気が楽になる」ということをおっしゃられていた。
「モチベーションという言葉自体どこからきたのか、とても商業的な臭いがする」という言葉に深く納得してしまった。
確かにモチベーションって何のか。。。それを高く保たなくてはいけないなんて誰が決めたのか。誰かがお金をもうけるために煽られている可能性は十分に感じた。
特に若いスタッフがこの言葉に無意識のうちに踊らされているように感じる。モチベーションが高く働けない仕事はダメ、日常何においてもモチベーションを高く保てないから自分はダメなのだ。真剣にモチベーションと戦って疲れていく子も見受けられる。
でも小さい頃からモチベーションという言葉が当たり前のように身の回りにある中で育ってきた子達においては、モチベーションを意識しないようにする事の方が難しいのかもしれない。
という私も自己啓発本などから発せられる、あまり馴染みのない横文字言葉に戦略的に踊らされている可能性は否定できない。
「大変」「辛い」「苦しい」が日々の基本。
モチベーションを高く保つことに努力するより、大変がやってきたら「ほら来た来た、いつものね〜待ってたよ〜」と思えるくらいの心持ち。それが手に入ったら、私も少し大人になれるのかもしれない。