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Ode to Joy (2019)
昨日、Martin Freeman主演の映画「Ode to Joy」を見ました。
”Ode to Joy”
第9の歓喜の歌として、ワードとしては有名ですよね。
映画の中にも、歓喜の歌が挿入されていて、ベースに第9のイメージが流れていることを感じます。
残念なのは、邦題から、このキーワードが抹殺され、「世界一不幸せなボクの初恋」という何ともとんちんかんな題名になっていることです。(そもそも、初めて付き合った彼女の話が出てくるので、そもそも初恋ではない)
こうやって日本にやってくるときに悪い意味でガラパゴス化されて、本来持っているクラシカルな意味を失い、単にエンターテインメントだけになってしまうことをとても残念に思います。
全体的に感動的な話なのですが、邦題と中間部分の若干引くレベルの男女関係の話が相まって、
「俗&軽」
になるのが、とーーーーっても憤ります。
良いところがいっぱい散りばめられていることに、私自身気付かなかったことになりそうでした。
危ない危ない・・・。いやでも、結構卑猥なので、良い子にはお勧めしません!!
ストーリーはいうと、cataplexy (喜怒哀楽、恐れや羞恥といった過度の情動刺激(感情の高ぶり)により発生する発作症状: Wikipediaより:cataplexy)を患っており、喜びを感じると意識を失ってしまう図書館員のチャーリー(Martin Freeman)がある日、図書館に別れ話を切り出されるために彼に連れてこられた美人のフランチェスカを好きになっていくけれど、病気のためにその感情を押し殺して、平穏に生きようとするけれど・・・というような話です。
ストーリー説明が下手ですね。
トレーラーをご覧ください。
とにかくMartin Freemanの会話のテンポが好きすぎる!!そして何より、この人なんでいいオッサンなのにかわいいのかしら・・・?(え?これ思うの私だけ?)
Martin Freemanというと、シャーロックホームズとか、ホビットとか、The officeとか、Britishのイメージがありますが、こちらはちゃんとアメリカンな感じが出ていました。周囲のせいかな?
やけに冷静な話し方だけど、どこか鋭くてユーモアセンスがある話し方にいちいち笑ってしまいました。
本当のパートナーの見分け方、兄弟との信頼関係、人それぞれの弱みとそれとの付き合い方など、考えさせられました。
英語の勉強にもなるし!
一番好きな言葉は、弟のクーパーが兄チャーリーの病気をフランチェスカに伝えるときに使った言葉、
it's an adorable quirk.
単なる「愛すべき習性」として弁明しようとする姿と、本当に迷惑とか悪いようには思っていないんだなと感じとれる、”adorable" という単語。
たった一つの単語だけど、大きな愛を感じました。
こういう深い意味を感じる表現に出会うのが嬉しいです。
言いたいことはもっとあるのですが、本日はこの辺で!
See ya!
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