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人生のルーブリック

公立IB校での親の職業紹介。
例年行事になってきましたが、今年度も実施してきました。
仕事上キャリア支援をしている手前、私の職業紹介は、自分の所属先だけでなく業界全体について説明しています。 
そして、仕事上キャリア支援をしているからこそ、年々伝えたいことが増えてくるし、やり方も変えたくなってきます。

今から職業を決めてそこに向かって進んでいくというのは理想だけれど、そんな若い頃から職業決め打ちで日々を過ごす必要もたぶんないと考える私のいつものメッセージは、
「なりたいものじゃなくて、やりたいもので考えよう」
というもの。

でも、その「やりたいもの」を言えないとか思いつかない子が増えているようにも感じてます。 

今回、「やりたいもの」をもっと考えやすくする方法はないだろうかと考えていくうちに、
キャリアとは自分が自分で幸せだと思う方向に自分で選択して進んでいくこと」では?
と思うようになりました。

自分で幸せだと思う方向って?
自分が何をしていると幸せなのか、充実感を感じられるのか?
自分の人生のどういうところがどういう状態であれば、自分の人生に自分で高評価をつけることができるんだろう?
わかりやすくいえば「40歳までに資産家になりたい」だったら、「40歳の時点で●億円以上あること」とか。
そういう自分なりの評価軸を持つってことじゃないだろうか?

これって自分で自分の人生の「ルーブリック」を作るってことかも。
※ルーブリックとは具体的な学習成果目標に関する観点(評価規準)と学習成果目標の到達度を数レベルで示す尺度とそれぞれの特徴を示す記述語で構成される評価基準表のこと。

すんごくいい例え。すっかり気に入ってしまいました。
だけど、これは多分、ルーブリックというものを生徒も理解して使っているIB校でしか通用しない。使えない。今は。
使っちゃおうか?

…結局、プレゼン時間で「自分の人生の幸せを考える」というところまでは行きつきそうになく、このアイデアを披露するチャンスは見送りに。
でも、いつか使ってみたいです。