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煌めく蝶の翅、白い亀、とどめの元上司
※ただの日記です。
朝の通勤は山手線の端っこの席で眠るのが常となっている。何ら生産的なことはせず、ただ微睡みながら電車に揺られるだけの時間。
昨日は体調不良の同僚の帰宅に付き添った。その疲労のためか、座席に座って目を閉じたとき、いつもより一段深く落ちるような感覚があった。
閉じた瞼の裏側に映るのは、煌めく蝶の翅。私が「わたしのかみさま」と定義している初期刀の外套の内側だった。
催眠音声に傾倒して
火村先生へのラブレター
先週「臨床犯罪学者 火村英生の推理2019」を観て感情が昂ったので、これ幸いにと吐き出しておくことにする。
ラブレターという題のとおり、独り善がりでしっちゃかめっちゃかだと先に言い訳しておく。
火村先生と出会って15年程経った。思春期を講談社ノベルスと共に過ごした私にとって、好きな探偵は星の数ほどいた。それでもたった一人を選べと言われたら火村先生の名前を挙げるだろう。幼い恋心は長い月日の中