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手術までの待機期間にいろいろ考えてしまう


はじめに乳がんに気付いてからかれこれ約2ヶ月になろうとしている。
検査もいろいろ終わり先日の受診で遺伝子検査の結果が出てBRCA1、BRCA2遺伝子(BRCA遺伝子)陰性と判明。治療方針が決まり、左乳房部分切除術、術後放射線療法に。現段階ではそんな感じと説明を受けた。

まずは手術日がきまり、上司に報告。
「緊張するね、」と短い言葉ながらきっと同じ女性だしがんばれ!という思いのこもった言葉だったんだと思う…。長年ともに同じ職場で過ごしてきてこの人がいてくれるから病気のことも、お休みをいただくことも気兼ねなく言えたんだと思う。ほんと感謝です。

働く意味…

正直仕事が好きかというと別に…とか生活のため…とか大それた理由はないと思っていた。なりたかった職業だったけど大変すぎて挫折して、それでもまた同じ職業で働いて…。

今回、病気がわかってこれからいままでのようには働けないのかと思うと、今働けている自分がとても愛おしく誇らしく嬉しく思えて仕方ない。スタッフ一丸となって協力して「今日もやり切った」と終える瞬間がこんなにも幸せな時間だったんだと改めて気付かされた。いい職場で仕事ができているんだ、私は仕事が好きなんだってやっと思える。1日1日を大事に残りのしごとじかんをやっていこうと誓う。

しかし気になるお金のこと…

いままで病院にかかることはほぼなかったし、風邪もひかない健康体そのものだった。だから保険なんて特に気にもとめていなかったが子どもが小学生になるタイミングで主人とともに保険を見直すことになった。その時にまさか自分がガンになるなんて思ってもいなかったから「ガンの特約なんているのかしら?」「そのお金もったいない気がする」なんてずーっと思っていたけど、いまほんとにあの時に出会った保険担当の人に感謝を伝えたい。担当が女性の方で「絶対に必要だから」と強く推してくれたことを今でも覚えている。保険とはそういうものなのだと改めて思う。それがあるだけで仕事ができなくても安心して治療に臨める。

そしてこどもたちのこと…

朝が苦手な娘はちゃんと起きれるのだろうか… 現在不登校三年目も息子はいったいどんな生活になってしまうのだろうか…
この声掛けや関わりは正しいのだろうか…と自問自答繰り返しの日々。

幸せが何かなんて笑わせないで
それはセロトニンよ
だって生活は幸せで溢れていて
それを感じられるかだけ

SEKAI NO OWARI 『Romantic』より

自分の病気、子どもの不登校…いろんな問題はあるにせよ、毎日家族が笑い合ってみんながじぶんらしくいられればそれでいいではないか。大丈夫と誰かに言われたいのではない、自分に言えるようになりたいと思う。

いよいよ手術。がんばります。

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