いつもの場所でいつもと違うところを味わう
仕事帰り、久しぶりにいつもの神社へ。
ここは職場と自宅の境目にあり、仕事モードから家庭モードに切り替わるための大事な場所。
16時過ぎ。石灯籠の灯りがついていた。
だいぶ日が短くなってきた。
誰もいない。
手水で手を清める。しゃがんだままじっと、龍の口から流れる水の音を聴き、
しばらくぼーっとしていた。頭と心が疲労しているのだなあ。
いつもなら身を少しかがめて手を洗ったら、すぐ本殿に行くが、
今日はしゃがみこんで龍の顔を正面からじっと眺めた。
見慣れていたつもりだったけれど、こんなにユーモラスでかわいらしいお顔
だったのね。うれしい発見。
本殿にお参りし、ここでも無心になった。
つつがなく過ごせていることを感謝した。
奥の方に弁財天があるので、そちらに行こうとして、石灯籠を眺めた。
そこに小さなお花畑が。
境内は金木犀の花が終わり、今は花がない状態だったので、小さな小さな
花畑が貴重に思えた。
イオウゴケという地衣類で、赤い部分は胞子の入っている袋(子器)とのこと。
お花ではなかったのね。