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箸を持ち帰ろうとした女 北大路 蕎麦 「五」

今日は夫が仲良くしているご夫妻とランチ。

地下鉄烏丸線 北大路を降りると、かわいいブルーのミニクーパーが停まっている。ご夫妻の車だった。

車に乗り込み、あいさつ。
車は10分ほどで大徳寺の駐車場へ。こちらに駐車して、予約してくださっているお店へ。

お店周辺には外国の方々がちらほら歩いているが、人混みはなく落ち着いた雰囲気。


和モダンな店構え
おじゃまします

京都和久傳の蕎麦部門のお店
「五」いつつ


玄関ホール
こじんまり、暖かい雰囲気


2階のカウンター席に案内していただく。

4,400円のランチコースはまず、
とうもろこしの炊き込みごはんと琵琶湖の小鮎の天ぷら。


鮎の苦い滋味と、とうもろこしの甘みがよく合う
ご飯は薄味なので、時々お塩をふっていただく


続いて盛り合わせ

鯖寿司、おから(小松菜)、生湯葉豆腐、利休麩の胡麻だれ、鴨のロースト。

どれもとてもおいしいが
利休麩のごまだれが一番好き
歯ごたえの楽しさ


最後にお蕎麦。つなぎ4%、群馬県産の蕎麦使用。
蕎麦粉が多めなわりに、なめらかでとても食べやすい。かなり美味しかった。

最初はお蕎麦をしっかり味わうため、お塩でいただき、次に麺つゆで。

この麺つゆ、上品なコクがあり、蕎麦湯とともにたくさんいただいた。
味のケバがなくてまろやか、蕎麦湯とのハーモニー、ああ幸せ。 

塩でいただいているところ


こんなにおいしいお蕎麦、久しぶりにいただいた。

隣では夫と、ご夫婦の旦那さまが、出雲の蕎麦と長野の蕎麦の話をしていた。

どちらがおいしいのかは好みであるが、長野は男性的で、出雲は女性的だという。

私は出雲でお蕎麦を食したことがないので、今後出雲を訪ねることがあったら、食べてみよう。


七宝
松の実、大徳寺納豆、胡桃、ゴマなどから作られた和菓子
ホッとする味


ごちそうさまでした。
ところで写真には写っていないが、竹を削って作られたとても細い箸が出された。お蕎麦を掴みやすくて、口当たりが良くて素晴らしかった。

お箸によっても、料理の味わいは変わってくるのだなあ。

私はてっきり、使い捨てのものと思い、箸を断りもなしに持って帰ろうとした。

お店の女性スタッフに、使い捨てではないのですと教えてもらった。

ああ、恥ずかしい。不粋ですみません。

後から料理人の方がいらして、竹箸は嵐山のいしかわさんというお店で扱っていて、「五」で使っているもの、と言えば同じものを買えるとていねいに教えてくれた。

なんだか色々な意味で、
ありがとうございました。


https:/www.wakuden.jp/ryotei/itsutsu/


教えていただいた竹製品のお店。
通販もあり、ありがたい。


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