ファッションスタイリストに向いている人

ファッションスタイリストに向いている人、について基本的にあれば良いと思うものをまとめてみました。

服飾の学校などで、ファッションスタイリストを目指している人、興味がある人に、「スタイリストに向いている人はどういう人?」かと聞かれることがあります。長年スタイリストとして活動させていただき、色々な現場やスタイリストと関わり私なりにスタイリストに向いている人の最低限必要なことはどういう人かを考えてみたので、興味がある人のために参考程度になれば。あくまで私の独断と偏見なので、当てはまらないからなれないというわけではないので、深く受け止めずにいただきたい。

スタイリストに向いている人を考えた時、私が思う基本的にあった方が良いと思うのはそんなに多くない。さらに言えば最初のいくつかはスタイリストというよりも社会人として必要な部分でもあることに気づく。

明るい人・人当たりが良い人:いきなり当たり前のことなのですが、現場は役者さん以外にも制作に携わる多くの方達がいます。初めましてから始まることも多いので、明るくて人当たりが良いことは仕事を進めていく上で大事なことです。よく喋ってうるさい必要はない。笑顔で挨拶をする、しっかり受け答えができる、など基本的なことです。
また何度か現場を経験すると同じスタッフさんとまたお仕事をすることもあるので、そういう意味でも明るくて人当たりが良い性格はプラスの作用になります。

前向きな人:用意に用意を重ねても現場では予期せぬトラブルが起きることがあります。例えばアシスタントが何かミスをしてしまった時などがあるとします。その瞬間、起きたことに対してくよくよするのではなく、起きてしまったことに対して前を向いて考え、対処できる人。リカバリー能力が重要になってくるかと思います。もっといえば、トラブルを楽しんで乗り越えるぐらいの気持ちが大事。アシスタントの人は、ミスを恐れずに挑戦するぐらいの気持ちがあると良いと思います。

話好きな人:話の輪の中に入って色々な人と色々な話ができる人。余計なことを話すということではなく。前述したように色々な方達が関わって一つの作品が出来上がるので、コミュニケーションを取ることにより、意思の疎通がより円滑になり仕事がスムーズになります。

ここまではスタイリストだけに限った話ではなく、ビジネスの世界でも働く社会人に通ずるものがあると思います。
そしてここから先はスタイリストとしてあると良いもの。

服が好きな人:当たり前のことですがここがスタイリストとして重要なものとなります。理屈はおいておいてシンプルに服が好き、ということが重要です。

(あわよくば)センスが良い人:感覚によるところが大きく、曖昧な部分でもあります。だた、これに関して私なりに思うことはセンスは良くならない。ただインターネットやファッション雑誌などを見て、流行を意識してコーディネートなどはできるようになります。それを自分のものにしていけば、オシャレにはなれます。

オシャレが好きな人:センスは良くならなくて、センスがないとスタイリストにはなれないということだと、本末転倒になってしまうわけで。。。
ここまで突き詰めなくてもスタイリストにはなれます。

スタイリストにはなるには服に対する経験値を積み上げていくことが大事です。なのでオシャレが好きな人はスタイリストに向いています。

最後にもう一度言いますが、これは私の独断と偏見ですので、参考程度に!

いただいたサポートはスタイリストのために使っていきたいと思います!