うすだいだい色
肌色ではないよ
アラカンの私が子供の頃の学用品には
16色か24色のクレヨンや色鉛筆がありました。
その中の一色の呼び方は「肌色」でした。
それが2000年後半頃から「うすだいだい」に
変更されていたこと、実はつい最近まで
私、知らなかったのです。
呼称が変更された頃は
子供が幼稚園〜小学校低学年で
クレヨンは言わば家庭の「常備品」。
家でも使っていましたが、
全く気づかずにいました。
ウォルマートで「うすだいだい」を思い出す
「肌色」の話を思い出したのは
バンドエイドを買いにアメリカで
ウォルマートに行った時のこと。
ファーストエイドのコーナーの棚数段には
部位別、キズ別にたくさんの製品が
並んでいます。
指先の傷用に絆創膏を探しに来た私、
種類が多すぎて迷ってしまう。
色柄もバラエティに富んでます。
お馴染みの標準的な色、
ビビットでポップな色、
人気キャラクターの絵入り、、、
そんな中に濃いめの茶系グラデーションの色が
何種類かセットになっているパッケージが
目に留まりました。
あれ、今この色合いが流行りなのかしら、と
思いましたが、次の瞬間、
肌色の固定観念に縛られることなく作られた
確実に需要のあるアメリカならではの商品
と気づきました。
ウォルマートの“equate“ という
プライベートブランドの
“SKIN TONE“ シリーズです。
「肌色」の固定概念打破をめぐり、
既存の商品の呼称を変える場合と
多様性を打ち出す新商品を世に出す場合。
Diversity(多様性)を認める取り組みは
静かにゆっくり進んでいますね。
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