見出し画像

ふつうの主婦からフローリストへ〈花屋~花屋退職編〉

花屋に転職し、はじめて地元を離れ1人暮らしするをすることに。
勤務地が長野県・軽井沢のリゾートホテル。
内容はブライダルに関する装花、アイテムなどつくり、納品すること。
ブライダルのこと、花の基礎的な知識をそこで学び、
経験をさせていただきました。
花の水揚げ、花束づくり、小物づくり、作り方のメソッド、
ゲストや新郎新婦の机まわりの装花など自分の手を動かし、
経験を積むことができました。
何度も壁にぶつかり、悔し涙や心が折れそうなこともたくさんありました。
本当のところは仕事場から帰宅してから、
たくさん泣いて、潔くぽっきり折れてました。
次の日は気持ちをすっきりさせ切り替えてました。
自分が必要とされていること、好きなことをしていること、
かわいいお花を毎日見ることができるというのが
仕事のやりがい、モチベーションを高めていました。

仕事にやりがいを感じているところに素敵な出会いがありました。
結婚した夫と出会うことができました。
誰が早く恋人ができるか!という、
職場の人の一言でマッチングアプリを始めたのがきっかけでした。
(当時、職場の女性に恋人がいなかったので)
アプリをはじめてからは散々なこともありました。
退会をしようとかと思いはじめたころ、
マッチングアプリのメッセージに夫から届きました。
毎日必ずメッセージが届きました。
返信していないのに届くこともありました。
こんなにメッセージをくれるなら会ってみようと思いました。
約束の会う日。ちゃんと来てくれました。
メッセージと同じように情熱的なアタックでした。
告白も「結婚してください」だったので、今でも覚えています。
真剣に考えてくれてるんだと思ったの半面、この人面白いなと。
結果、交際することになりました。

しかし、事態は急展開。
付き合い始め1ヶ月半経った頃、妊娠が発覚。子どもを授かったのです。
夫に妊娠したことを伝え、はじめはびっくりしていました。
話し合う中で、私の意思を尊重し、出産することを選びました。
夫からは「産んでほしいし、家族になって一緒に育てたい」
と言ってくれました。
翌日、上司だけに妊娠報告をし、今後の仕事の話は相談すること。
また、私の実家に次の日曜日にあいさつにいくことに。
仕事に関しては、体への負荷と子どものことを考えると
花屋の仕事は流産の危険が高いとのことで、退職方向で決まりました。
体が冷える、床が滑りやすい、重量があるものを運ぶ、ほぼ立ち仕事。
決定的になったのは、任せられる仕事がほぼないというのが現状でした。
また、今後の生活についても話し合いました。
そのときは1人暮らしをしていたため
お金や今後の生活、おなかの子どものことを考えると夫が暮らしていた
長野県・松本市に引っ越すのがいい環境ではないかとなり、
あっという間に引っ越しも決まりました。
最終出勤まで体に負荷がかからない
事務作業や小物アイテムを制作しました。
暑い夏の時期、お盆前に花屋の仕事を退職しました。

〈つづく〉