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子育ては親の「まぁいっか!」で楽になる

ずっと心の中に残り続けている言葉



私が製薬会社で営業の仕事をしていた時、5年以上お世話になった上司にいつも言われていた言葉がありました。

「仕事をしていて色んなことが起こると思うけど、死にやしないんだ。どんなことも大したことないし、なんとかなる。」

何でもない言葉のようで、
これは10年経っても今でも私の心の中に強く残っている印象的な言葉です。

仕事で色んなことがあって焦りそうになった時も、子育てをしていてどうしよう!となった時も、どんな時も私はまずこの言葉を思い出して落ち着きます。

「いやいや、死ぬわけじゃないし、なんとかなるか」と。

そして私は、
子育てをこれまで6年間続けてきた中で、
この言葉が私の子育てを楽しく、楽にしてくれることにもとても役に立つ言葉なんだということに気が付きました。

起こった現実は変えられないから執着しない

子育てをしていると例えば下記のような場面を経験します。

  • 子どもがご飯をこぼして自分の洋服が汚れてしまった

  • 子どもと一緒に駅に向かっていたら予定していた電車に乗れずに遅れてしまいそう

  • 子どもが家の壁に落書きをしてしまった

etc…

上記のような出来事は、子どもが小さければ小さいほど日常的に起こり得ますし、仕方のないことです。

そしてまた、「時間に遅れてしまった」などは、親側がそういうことも起こり得ることを想定してタイムマネジメントをすれば防げることがほとんどです。親が焦るとたいてい時間のマネジメントは上手く行きませんから。

そんな時にイライラして子どもに怒ってしまったりすることがあると思います。

でも本来、子どもは悪さをしたくてやっているわけではなく、理由があって上記のことが起きています。

ですので理想としては、そこで親は子どもに怒るのではなく、

「仕方ないね、次からは気を付けようね。」と言葉がけをしてあげることだと思っています。

それを親側が出来る様になるためには、親である私たちの感情コントロールが大事になってくるわけですが、その際のコツは私たちの起こったことへの執着を捨て去ることです。

だって、起こったことは変えられないのだから。

「まぁいっか!」と(思ってなくても、まずは)とりあえず口にする。

これが習慣になってくると、段々と「まぁいっか!」と何でも(良い意味で)諦められるようになります。

私たち親がそれを出来る様になると、子どもたちが親のイライラに付き合わされることもなくなり、子ども達もhappy、そして私たち親も不必要にイライラしなくなるわけですからhappyです。

子どもたちのおかげで大人になっていく私たち

子どもは本当に好奇心のかたまりで、
いろんなことに果敢にチャレンジしていき、
失敗をしながら、経験を通じて学びを経て大きくなっていきます。

失敗がなければ学ぶこともなく、
チャレンジをしなければ学ぶこともないのです。

ですから子どもたちが(親からすると)何かしてしまったとしても、
それがなければ子どもたちは成長しないですし、
一生懸命大人になるためにいろんな経験をしようとしているんだということを私たち親が「まぁいっか!」の気持ちで起こったことを受け止め、受け入れてあげるようになれると子育てはどんどん楽になり、楽しくなり、子どもたちもスクスク育つと思うのです。

子育ては親育ち。

子どもを通じて私たち大人も、大人になっていくんだなと思っています。

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