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インターナショナルスクールに通うと日本語力はどうなる?

インターに通っていると日本語はどうなる?


インターナショナルスクールに通っていると日本語力がつかない、
英語も日本語も中途半端になる、
日本人であればまず母国語(日本語)を10歳くらいまでしっかりと学んでから英語をやるべき…

など、インターに通う小学生の日本語力については結構否定的な意見を聞くことも多いのではないでしょうか?

我が家の長男はインターのプリスクールに3年、インターの小学校には1年生の時から通っており、2年間の認可保育園時代を除いてはこれまでインターナショナルスクールの環境で過ごしています。

そんな長男の現在の日本語力と、インターナショナルスクールの小学校ではどんな国語(日本語)の勉強をしているのかについて書いてみたいと思います。

長男の国語の学力レベルは低過ぎず高過ぎず


まず、現在長男は日本の学校制度で言うと学年は2年生です。
もちろん、日本語の会話は(両親も日本人ですし)全く問題ございません。
また、彼は読書が非常に好きなのですが、毎日日本語の本をひたすら読んでいます。
日本語の文章もほぼ問題なく書くことが出来ますが、たまにカタカナが怪しいです…

漢字は、1年生の漢字はほぼ問題ないのですが、2年生の漢字は読めても書けないものがいくつかありますね。でも、一度は習ったことがあるという感覚ではあるので、2年生の漢字もヒントを出せば書けたりもします。

また、一般的な日本の小学生向けの国語の問題集(読解、文法など。我が家はZ会の問題集を使っています)も2年生レベルのものはもちろん間違えることもありますが、解説をすれば問題なく解くことが出来るくらいのレベルです。(3年生のものはまだやったことがないので分かりません)

ですので、長男の国語の総合的な学力に関して整理すると、
(あくまでも私の主観です)

1, カタカナはまだ怪しい時がある(完璧ではない)
2, 漢字は小学2年生の初期レベルくらい
3, 読解や文法の問題は2年生レベルを解くことが出来る(Z会の問題集)
4, 日本語の本を読むことには全く抵抗なし

といった状況です。

長男が小学1年生の年齢の時は、家庭学習でも国語を日々少しずつ取り組んでいたのですが、(漢字ドリルやZ会の読解、文法などの問題集)去年インターナショナルスクールを転校してからは学校の宿題や課外活動にかなり時間を割くようになったので、あまり自宅での国語の家庭学習はしなくなりました。

もしかしたらもう少し漢字などを自宅学習で補強した方が良いのかもしれないのですが、全体的な優先順位と本人の希望を考えた時に、今は別のところ(学校の宿題、課外活動、習い事など)へ時間を割いています。

インターナショナルスクールの日本語授業


長男の通うインターナショナルスクールでは、毎日Japaneseの時間が設けられています。

その時間は、英語も堪能な日本人の先生による、
公立の子どもたちが使う教科書と同じ国語の教科書を使った授業を受けています。

長男のように、日本語が母国語の生徒は公立の小学生の教科書を使いながら授業が行われますが、長男は日本の学校で言えば小学2年生の年なのですが、彼の通うインターではPrep3の学年になるので、息子たちのクラスは小学3年生の国語の教科書が使われています。

ちなみに、日本語が母国語でない生徒はJapaneseのクラスは別になりますので、長男とは違う授業内容となっています。

具体的な授業内容は、
毎週の漢字小テストや、教科書の物語を読んでそれに関する説明文や感想文を書いたりしているようです。
その他、日本の物語をテーマにした劇などもやっています。

日々の宿題としては、漢字練習などが出たりします。(iPadのアプリで学習します)

毎日Japaneseの授業があると言う意味では、日本の小学校に通う子どもたちと比べれば圧倒的に日本語の授業時間数は少ないものの、ほとんどやらないので日本語力が落ちてしまう…というほどではないかなというのが私の率直な感想です。(日本語が母国語の場合)

ただ、漢字や日本語の様々な語彙などは家でもう少し補強してあげても良いかなとは感じています。
幸い、長男は本を読むことが好きなので、読める漢字や語彙、言い回しは本から学ぶことも多いのですが、長男が無理なく必要な日本語力を身に付けていけるように、私ももう少しやり方などを工夫してみたいと思っています。

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