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名も知らない方々の優しさに触れ

この間、コンサートに行くために1人で遠方に行きました。

いつもは妹と参戦していたのですが、
今回は初めて一人で行くことになり前々日くらいから緊張していました。

なぜかと言うと、いつもそこに行ったときは妹や友人と会う予定がありました。

が今回は全ての行動において、2泊3日、
字の通り1人だったからです。

このような状況に置かれて、もし持病でパニックになってしまったり
急に座り込んでしまったりしたらどうしようと不安に思っていたので

障がい者手帳を市役所に取りに行く際、ヘルプマークをいただいていました。

もしかしたら広告や電車の優先座席に貼ってあるのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。



https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/shougai/shougai_shisaku/helpmark.html

一応画像を添付しておくと、このような赤いマークです。

引用元によると、

「義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマーク」

だそうです。精神障がいのある方もいただくことが出来ます。

このマークをかばんにつけていたおかげで、嬉しくて感謝している出来事が旅行中にありました。


電車で移動中、私は立っていたのですが
マークを見かけた方が突然

「この席どうぞ、気付かなくてごめんね」
と私に声をかけてくださいました。

私が反射で「大丈夫ですよ!そのままお座りになってください」と言うと

「次の駅で降りるのよ、良いからどうぞ☺︎」
とその方は気を遣ってくださいました。

すごく、とても嬉しかったです。

以前このマークは知名度があまり無いと聞いていて、
私も実際大学の授業で初めて習ったくらいでした。

失礼なことを承知で申し上げると、
ご存知の方がいらっしゃった…!という感動と

何よりもその方の優しさとあたたかさに、当時の心細さと不安が救われた気持ちになりました。

ここ1年、双極症と診断されてから辛い思いをたくさんしてきたので
見知らぬ方の優しさに触れさせていただいたことで、少しでも報われるなんて思ってもいませんでした。

いつかこの恩は違った形かもしれませんが、私も誰かに返していきたいなと思います。


この旅中もう一つ、これは楽しかったと言う方がいいかな?
素敵で、思い出に残る出会いがありました。

帰りの駅での出来事。

早めに駅に着いて電光掲示板を見ると、私の乗るはずの特急の時間が表示されていませんでした。

立ち止まり戸惑っていると、駅員さんが来てくださいました。

その特急の路線で事故があり、時間が大幅に遅れているとのこと。

振替の電車は指定席ではなく自由席に変更されるため、早めに並んだ方が良いと伺いました。

そんなこんなで私はとりあえずホームに入り、列に並んでいたところ高齢のご夫婦が後ろに来られました。

少し時間が経ったとき、奥様が私に声をかけてくださいました。

確か、「どのくらい待ってましたか?何時の特急に乗る予定だった?」と聞かれたと思います。

それからですね、そのご夫婦と話が弾み

そのご夫婦がどこに旅行に行かれたか、どんな道のりで行ったのか、何が面白かったか、

逆に私はどこに行ったのか、誰のコンサートか、推しは誰かなどなど…

振替電車が来るまで2時間弱くらいずっとお話ししていました。

そのご夫婦は、確か鳥取か島根にある庭園美術館や姫路城に電車を乗り継いで行かれたとのことでした。

お二人での旅行が久しぶりだったそうです。素敵!!!

その美術館はどんなところかパンフレットを見せてくださったり、どの庭園が一番良かったかを伺ったり、

姫路城の上に登るのに足が痛かった!とかお話ししてくださいました。

逆に私の推しの話も面白く聞いてくださいました。

奥様は旦那様の言うことが大袈裟で、いつも適当なんだとおっしゃっていましたが
私にとっては、なんと可愛らしいご夫婦なんだと頬が緩みました。

もしそのご夫婦が話しかけてくださらなかったら、長い待ち時間をただぼーっと過ごしていただけ。

お話しをしているとあっという間に時間が過ぎて驚くほどでした。

そんなとき、振替の特急が来ました。

そこで私は隣に人が座っている席に行ってしまい、
そのご夫婦とは隣に座れませんでした。

今でも後悔しています!!

もっとお話ししたかったから、隣が空いているところにすれば良かった…。
だってもうそのご夫婦とは、もう会えないじゃないですか…。

私が降りる駅が先だったのですが、
そのご夫婦はすれ違い様、私に笑顔で手を振ってくださいました。

それがもう本当に嬉しくて可愛らしくて!

今でも思い出すとふふふと口角が上がります。



席を譲ってくれた方とご夫婦が、健康で幸せにそして笑顔に溢れた日々を過ごされることを心から願っています。

そしてもちろんコンサートもこの上なく幸せでしたが、それ以外にもこんなにもまさに、一期一会に恵まれたことが私にとっての「幸せ」です。

(ちなみに、以前にも外国の方に関空までの行き方を聞かれたり特急で隣に座ってらっしゃる方とお話ししたりして
クリアファイルを頂いたことがあるのですが、私は話しかけやすい雰囲気?を出しているのかもしれません…笑)

人と話すのが好きで良かったなあと思います。
帰りに寄った香水屋の店員さんともずっと話してました。


こんな出会いが人生にはあるものなんですね!

幸せ度300プラス!

都会ってこういうことがあるの面白いですね。
田舎だと車移動ばかりで知らない人と話すなんてないですからね。

また都会に行ったときには、

名の知らない誰かとの出会いに期待することを楽しみの一つにしたいと思います。

皆さまはこんな感じの「一期一会」経験されたことありますか?

気になりますね〜〜!


では今回はここらへんで。

三寒四温、体調を崩しやすい季節なのでどうぞご自愛くださいね。

See you soon!

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