見出し画像

クリスマスには「純粋な夢」を見よう! ~あたらぼアドベントカレンダー企画~

あたらぼ研究員生のみなさん半年間の活動お疲れ様です!日付が変わるギリギリで最終報告書を無事提出し終えることができ、「今年もやり切ったな~」とホッとしています。毎年期限に追われる私ですが、焦って報告書を出すぐらいなら少しずつ経過を残しておけばいいのに…と、毎回反省しつつも1年経つと忘れてしまうものです…(笑)。

さて、来週明けはいよいよクリスマス!みなさんは何して過ごしますか?

今回は「あたらぼアドベントカレンダー」企画に参加するにあたり、何を書こうかとつい先ほどまで考えていました。そこで、皆さんと是非シェアしたいなと思ったことをテーマに、書いてみたいと思います。

テーマは「夢」


“あなたにとって「夢」とは何ですか?”

突然こんな問いかけに戸惑ってしまうかもしれませんが、1期・2期と新しい働き方LAB研究員制度に参加してきた私にとって、あたらぼという場所は「夢を見つける」場所であり「夢を叶える」場所でもあります。

そんないきなり語り口調の私ですが、「これが私の夢です!」と自信を持って語れるようになったのはほんの数年前のこと。それまでは夢という言葉を安易に口にするものではないと、夢について話すことを避けてきました。

そこで、そもそも「夢」ってどこから来るのか、どうして「夢」というものがあるのか、「夢」ってなんだろうについてみなさんと一緒に考えたいと思います。どうか気軽な気持ちで参加していただけると嬉しいです。

「夢」とは単純なもの

ご存知の通り、「夢」という言葉の意味にはいくつかあります。睡眠中にみる幻想の夢、空想や創造といった非現実的な夢、そして現実の世界で実現したいと願う夢です。今回のテーマとして取り上げるのは、未来や将来に関わる実現したいと願うほうの夢です。

ちなみに以前の私がイメージしていた「夢」は、なりたい自分、叶えたい目標や目的がはっきりしていて必ず実現しなければならないものと、かなり重いイメージを背負って生きてきました。でもそうではなく、もっと肩の力を抜いてみたらいい夢が見れると気付いてからは、夢を持つことに対して抵抗感がなくなりました。

そう、夢の始まりは、単純なものでいいんですよね。

「夢」は動詞によって変わる

「夢」と一言でいっても、その後に続く動詞によってイメージが変わります。

  • 夢を見る・・・未来に希望を抱き、空想にふけること。

  • 夢を描く・・・将来の希望を心の中に描くこと。

  • 夢を追う・・・思い描く理想を追い求めること。

  • 夢を叶える・・・思い描いた希望や理想を実現させること。

子どもの頃に抱く夢は「夢を見る」であり、空想の夢です。私の場合、親に連れられて商店街に行ったときに見たバナナの叩き売りをやってみたいと思ったことや、ダンプカーを運転するお姉さんが格好良く見えて将来は大型トラックの運転手になりたいと思ったこと、こんな素敵な人と結婚出来たらいいなと妄想に浸ったことが、夢の始まりでした。そして、この空想の夢こそが「本当の夢」へのきっかけになるのではと考えます。

もし「自分には夢がない」「やりたい事がはっきりしていない」と自分自身を追い詰めているなと感じられる人がいるのなら、まず空想の夢を見つけることをおすすめします。

さて、みなさんの子どもの頃の夢はなんでしたか。

「夢」は周りに影響される

私はあたらぼ研究員制度1期生とのときに、子どもの夢のきっかけは何だろうという疑問から、いろんな体験や経験をしていくことが夢につながるのではという仮説を検証するため、「子どもの夢チャレンジ」というテーマで活動していました。

このテーマを選んだ背景は、私の子どもとお友達との会話のなかで、誰かが「大人になったら何になりたい?」と質問したのに対し、その場にいたみんなが「ないよ~」「大人になるのって面倒だよね~」と話していたことが気になったから。

その時は、まだ子どもだから仕方がないと思いつつも、「何もやりたい事がない」のは親としてなんだかさみしいなという気持ちもありつつ、度々ネットで取り上げられる、日本人の自己肯定感の低さの理由として「自分に自信がない」というのもうなずける自分がいました。

みなさんも一度はあるのではないでしょうか。学校の卒業文集や卒業生からの一言で「将来の夢」を語る場面。私はとにかくこの「将来の夢」について考えるのが嫌でした。なぜなら自信を持って語れる夢がなかったからです。だからいつも、友達が書いていたのを真似てました(笑)。でも、この「将来の夢」を強制される環境にこそ、自己肯定感を下げる理由にもなっているという説もあります。

また、幼少期の頃の空想の夢とは違い、年を重ねていくたびに経験値や知識が増えると「夢」へのイメージも変わります。できることが増え自信もついていくと、「夢を見る」から「夢を描く」や「夢を追う」というように現実味が帯びてきます。通常その夢を叶えようと前向きに捉えられるものですがそうではなく、結果「やりたい事が見つからない」や「将来の夢がない」といったネガティブ要因にもなりかねません。それはなぜか…。
実は、コツコツと自分自身の意思で積み重ねてきた経験から得た「純粋な夢」ではないからです。

「作られた夢」ではなく「純粋な夢」を持とう


あなたは将来何になりたいですか。こう問われ、友達の夢を真似して書いた夢には自分の意思が入っていません。進路指導などでよく耳にする「あなたならもっといい大学に入れるはず」「Aさんは賢いからいいキャリアが目指せるね」といった誰かの夢をそのまま自分の夢だと思い込んでいる人も、自分がこうしたいという意思とは異なる「作られた夢」を追いかけ、結果誰かと比べてしまう。「本当の夢」を持つには、誰かの意思や周りの影響による「作られた夢」ではなく、自らの意思で選んだ混じりけのない「純粋な夢」を見つけなければなりません。

第3期で活動してきた自主企画テーマ「キッズティーチャー」は、この「純粋な夢」へのきっかけとして、子ども達に小さな成功を体験して欲しいという願いが込められています。そして、たくさんの人に助けを受けながら私や一緒に活動してくださった方と自分たちの「夢」を実現することができました。

同じようにきっと、みなさんも研究員制度の募集内容を見てわくわくしたり、失敗してもいいいからやってみたいという思いを抱いたりと、「純粋な希望」や「純粋な理想」を持って参加されたと思います。そんな、自分らしい新しい働き方を手に入れたいという「純粋な夢」を持った人が集う研究員制度は、まさに「夢を見つけて、叶える場所」だと思うのです。

もし今回自分はそうではなかったと思う人がいるのなら、クリスマスという聖なる日をきっかけに、家族や友人、同僚、そして研究員生仲間と一緒に「純粋な夢」を見つけてみてはいかがでしょうか。私も来年に向けて新たな夢を見つけたいと思います。

Merry Christmas!


▼あたらぼアドベントカレンダー企画