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組織構造を大きく変えた話

こんにちは☺️
5月末に留学から帰ってきて、再びコーチング学生団体miusigの代表をしています、鈴木梨里です!
miusigは学生にとってコーチングを当たり前にすべく、1on1コーチングをしたり、コーチングスクールを開催したり、コーチングの価値を社会に発信したりしています。
*団体の詳細についてはこちらをご覧ください。
団体について:HPnote

 短くまとめると

  1. 組織の規模が拡大したことを受け、パーパスとビリーフを設定し直しました。

  2. より個人が自走できる環境を作るべく、組織図とOKRを導入しました。

  3. コーチング×学生という領域で絶対的な存在となり、真に大学生活を変革できる存在となっていきます。

1. パーパス・ビリーフの再設定

これまで「ビジョン、ミッション、バリュー」として掲げていた組織の指標を、パーパスとビリーフの2つに絞り込みました。課題意識としては、組織のゴールが不明瞭だったことです。

組織のゴールの抽象度が高く不明瞭だったことの最大の弊害は、メンバーの動きが遅くなることでした。これまでは組織規模が小さく、メンバー全員と面と向かって話すことができていたのに対し、メンバーが11名に増えた事や、新聞に取り上げていただくなどメディア露出が増え、関わる人の人数ががグッと増えたことから、「だいたいこんな感じ」というスタンスが通用しなくなってきたといったことも背景にありました。今回、我々が目指す北極星を改めて議論し言語化したことを経て、メンバー全員の認識を摺り合わせることができ、より求心力を持って、パーパス実現に向けて走り出せるよう頑張ります。

2. 組織図の導入

2022年まで機能していたのは以下のような組織図です。

組織図【2020年12月〜2022年3月】

miusigに充満する、誰でもやりたいことに自由に挑戦できるフラットな雰囲気を壊したくないという想いが強く、創設以来特に組織に階層を設けることなくやりたいことができるたびにチームを組成するやり方でここまで活動してきました。複数のプロジェクトが同時に走っている場合、2つ以上のチームを兼任しているメンバーも少なくなく、一つのタスクをどのチームが担当しているかの線引きすら見えない状態でしたが、人数も6名と少なかったため、チームは機能していました。

しかし、新しいメンバーを迎え、形の決まっていない私たちの組織は下記のような課題に直面しました。

  • 意思決定権が全て代表・副代表に集中し、組織全体の動きが鈍化

  • 意思決定権限がないのでプロジェクトに対する責任感が芽生えづらく、メンバーのモチベーションが低下

その場に居合わせた人しか組織の方向性を決定する大事なディスカッションの過程がわからず、またチームをまたぐ情報を知る機会が少ないので、組織をフラットにしたことで逆に風通しが悪くなるという問題が浮かび上がったのです。また、権限移譲がないことで次のリーダーが育たないという問題もありました。そこで、今年の5月に組織の形をこう変えました。

組織図【2020年5月〜】

ここからは次項のOKRの導入とも関わってくる部分ですが、組織図を導入し各チームが独自にミッションを持って活動するようになることで、以下のような効果が期待されます。

  • あるタスクがどのチームのものなのかを明確になり、重複や漏れを防げる

  • 各チームの目標達成はチームに一任されるため、メンバー1人ひとりが責任感とオーナーシップを持って活動できるようになる

  • 各チームの色をはっきり持たせ、且つ情報共有の仕組みを整えることでチーム間の共創関係を生まれやすくなる

組織図を導入して以来、各チームリーダーを中心に自由にチームの目標(OKR)を設定し、これまでよりもずっとクリエイティブに活動するメンバーの姿が見られるようになりました。

3. OKRの導入

OKRとは何かの説明は、私自身もとっても参考にさせていただいた佐久間さんの記事に譲りたいと思います。
簡潔にいえば

ビジョン実現のための「今」を切り取るもの

tr.sakuma「OKRは最高の経営システムだ」

です。まさに、今やっていることとビジョン実現の繋がりが見えないことでメンバーのモチベーションが下がるといった状況を打開し、自らの目標達成への働きかけが結果的に組織の前身に貢献するといった正のループを作り出したいという願いを持っていた我々に最も適した制度でした。

  1. 全体OKR議論

  2. 全体OKRの仮案を全体に共有しFBをもらう

  3. 全体OKR確定

  4. チームOKR議論

  5. チームOKRの仮案を副代表に壁打ち

  6. チームOKR全体発表(確定)

というプロセスを期始め(3ヶ月で1期)に行い、残りの期間でその目標を達成できるよう活動します。

対話のなかで設定する目標であるOKRであるので、メンバー1人ひとりが同じ深度で組織、そしてチームのゴールを理解することを徹底し、メンバーのオーナーシップを高めることに注力しています。具体的には、OKR管理システムをドライブにのせ、誰でも全OKRの内容と進捗をいつでも確認できるようにするとともに、毎週の全体会議にて進捗の発表をしています。

4. コーチング✖️学生において絶対的な存在になる


この3ヶ月、我々が取り組むOKRは、
「コーチング×学生において、絶対的な存在であることを証明する」ということです。
具体的には、
①8月末までに新規クライアントを20人/月 獲得する
②採用応募者数15人をマークし、最も適切な人財をオンボーディングさせる
③コーチ育成法をリセットし、8月末までに新しいversionの認定制度でコーチ希望者100%デビューさせる
④提携先を獲得する
という4つのことに取り組んでいきます。
8月末までの3ヶ月でこれらのOKRを達成することで、組織図やOKRを導入し大きく変化したmiusigがコーチング×学生の領域で絶対的な存在になり、「学生にとってコーチングを当たり前にする」ことが実現できるような基盤を整えて行きます。

終わりに


チームを創る意義、それは「一人では難しいことを実現すること」だと思います。
6月にかけて新しく様々なことを取り入れたmiusigでしたが、このような一歩一歩がより良いチーム、より良い価値提供ができるチームへと近づくアクションだと信じ、これからも進んでいきます。


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