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【適応障害→うつ】初めての心療内科からカウンセリングに通うようになるまでの話


ぼちぼち生きてます。lilyです。
今日は太陽の光が心地良いので多分調子がいいです。
noteを初めて数日、雑記ブログのように更新しようと思っていましたが、尽きるまでは一度無職になってからの体験談をアウトプットしていきたいなと思っています。

さて本日は、適応障害と医師から診断されるに至った経緯や、その後カウンセリングに通うようになるまでをお話ししていきたいと思います。


適応障害と診断されるまで

私の職場では同時期にバタバタと先輩が休職していったため、心療内科に行くまでの抵抗は比較的少なかったかと思います。
初めて心療内科に行ったのは社会人になって五年目の頃だったのですが、新卒の頃などは体調がしんどい日があってもまず心療内科という選択肢が自分の中に生まれなかったのですが、数年社会人生活をする中で身の回りに先例があったのは逆に助かったことかなと思います。

最近はメンタルに問題を抱えている方が増えているのか、初診の予約がなかなか取りづらい病院が多いようで、一ヶ月待ちなどもザラなようです。
ですが、再診からは割と予約が取りやすい病院が多いようなので、すぐに休職とまではいかなくても少し調子が悪いけどまだ仕事はできるな…という状態の時に一度病院に行ってみるのはありな選択肢かなと思います。
日本だとまだ心療内科やカウンセリングに通うことが最近は少し薄れてきたものの抵抗感がある方が多いと思います。
ですが心療内科に行くだけだったら職場に知れる心配もないですし、誰かに自分の苦しみを医学的な観点から客観的にみてもらえることだけでも自分としてはいい時間でした。

私の場合は心療内科に行こうと決めてから2週間後くらいに予約が取れました。
その頃から動悸や不眠、悲しくもないのに急に涙がダバーっと溢れ出るなどの症状が現れだしましたが、なんとかその日までを乗り切りました。

そして初診の日。問診票に症状のチェックリストや生育歴などを簡単に記入して、お医者さんとの問診が始まります。
私の場合は薬に少し抵抗感があったので、初回は漢方薬での処方をお願いしました。
話を聞いてもらえたことで少し安心したのもあってか、もう少し仕事を頑張ってみようと思い、初回は様子見でそのまま帰宅しました。
そこで休職の話や診断書の話もしていただいたと記憶してます。

もう少し頑張ってみようと意気込むものの、そこから約二週間ほど症状に変わりはなく、休日はベッドから起き上がれず、天井を眺めながら「あ、もうダメかも」と思い再度受診を決めます。

そして休職へ

私の場合は二回目の診察の際に休職の診断書を記入してもらいました。
そこからは、直接人事にアポイントを取り、仕事の現状、症状の現状、心療内科からの診断書をデータで送付、後日原本を送付という形で即日休職することになりました。
休職について上司に相談せずに直接人事に相談したことは、少し不義理なことをしたと反省していますが、あの時の私にとっては最善ルートだったと感じています。

そこからはしばらくほとんど寝ていて記憶があまりないのですが、一ヶ月に一回人事と産業医の先生の面談がありました。
私の会社は休職できる期間が規定でかなり短かったので、数回面談したのちに退職をすることに決めました。
休職するまでは前にも後にも引けない常に何かに追われているような焦燥感があったので、休職できた時は一時の安堵感がありました。しかししばらくは今後の人生や急に休職したことでの仕事の同僚に対する不安が大きかったです。
ほとんどリモートで仕事をしていたこともありますが、気にかけてくれていた数人の先輩以外にはほとんど挨拶することもなく退職をしました。

そこから私の無職生活が始まるわけですが、二週間〜一ヶ月に一度の通院以外はどこにも相談することなく約一年ほどが孤独に過ぎていきます。(たまに実家には帰っていましたがほとんどひとりでした)
最初は考える気力も動く気力もないので、病院に行くのもやっとで不安や焦りというよりは「無・思考停止」という感じでした。

少し回復すると同時に孤独と不安に苛まれる

しかし、一年ほど経つと週に数日は外に出れるようになったり、音楽が聴けるようになったり、本が読めるようになってきました。
そうなってくると逆に「少し起き上がれるようになってきたのだから働かなくてはいけないのでは?何か資格の勉強をしなくてはいけないのでは?」などと焦燥感や不安、何もしてない自分を責めるようになってきました。
寝込んでいた一年間はほとんど友人との連絡も絶っており、誰とも会いたくなく逆に誰とも会う必要のない孤独であることの心地よさすらあったのですが、少し気力が湧いてくると逆に「誰も連絡できる人がいない、相談できる人がいない、私は孤独なんだ」と不安に襲われ始めます。

この時の不安が自分の中でも感じたことのないくらい大きく、これはマズいと思いネットでカウンセリングなどの相談機関を探し始めます。
元々家族や友人に自分のことを相談するのが苦手なので、相談するならお仕事で話を聞いてくれる人がいいなと考えていました。

私が通っている心療内科では、再診からは簡単な症状のヒアリングはしてもらえるものの、薬の処方がメインのため、あまり近況を詳しく話せる雰囲気ではありませんでした。(おそらく他の心療内科もそうなのではないかと思いますが)

誰かを頼らなきゃ、でも誰を?

そこで浮かび上がってきたのが私の中で二つの選択肢でした。

  • 民間のカウンセリングに通う

  • 公的機関のカウンセリングやサポートセンターを利用する

結論、民間のカウンセリングも体験したのちに、現在は公的機関のカウンセリングを利用しています。

以下私が利用したことのあるものを紹介します。
(リンクも貼ってあるのでご興味ある方はよかったらどうぞ)

まずは民間のカウンセリングですが、民間のカウンセリングはものすごい数があるので、日本臨床心理士会のHPから臨床心理士がいるカウンセリングセンターを探しました。
心療内科に通っている人は紹介状が必要だったので、記入してもらい、初回のカウンセリングを一時間程度受けました。そこではヒアリングのみだったのですが、その後に行く公的機関のカウンセリングでまずはしばらく様子を見ようと思ったため、初回のみでそちらは一旦通わないことにしました。

次に公的機関のカウンセリングですが、最初に若者サポートステーションに行きました。
若者サポートステーションとは、厚生労働省委託機関で、一五歳から四九歳までが利用できる職場定着のサポートをしてくれる機関です。
県によって違いがあるかもしれませんが、私のところでは心の相談もしてくださるので、二週間に一回ほど心理士さんにお世話になっています。

また、特定非営利活動法人が運営しているSNS相談も活用させていただいています。
こちらはLINEから相談を受け付けてもらえる場所もあるので重宝しています。
ただ相談件数が多いのか返信に時間がかかることもありますが、心のガス抜きをしたい時などにお世話になっています。電話が苦手な自分にとってはとてもありがたいです。

どちらも民間のカウンセリングより金銭的、時間的な負担が低いので、まず話す場所が欲しいという人にはおすすめしたいなと思います。
孤独で誰にも相談できなかった私にとって、根本的な問題解決とはならなくとも、誰かに話を聞いて受け止めてもらえるというだけで心のガス抜きになって、かなり楽になりました。
初めて相談に行った時は一時間ずっと号泣してしまい今冷静に思い返しても自分でびっくりするほど感情が溢れ出ました。

また、お仕事で話を聞いてくださるので、近しい人に話す場合の「これを言って負担にならないかな?私の暗い話なんて迷惑だろうし…」という気持ちが比較的軽く、ありのままお話しすることができました。
担当者さんとの相性もあるかもしれませんが、私は自分で検索するまで知らないことが多かったので、もしまだ利用する機会がない方も、知識として知っておくといざというとき選択肢の一つになるのかなと思っています。

おわりに

メンタルの調子が悪くなると、思考が偏ったり、視野がものすごく狭くなります。
そのため、まだ余裕のあるうちに、メンタルが落ちた時の対処方法や病院含めた頼れる場所などをリストアップして準備しておくことが大事だなと感じました。

本日は適応障害と医師から診断されるに至った経緯や、その後カウンセリングに通うようになるまでをお話ししました。
この窮屈に見える世の中、一人ひとりがもっと呼吸しやすい毎日が送れたらいいなと思います。
それではまた。

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