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段差のせいで行動範囲が狭くなった話

私は遠位型ミオパチーという筋疾患を持っています。
手足などの先端の筋肉から萎縮し始め、進行するとやがて全身の筋肉が萎縮し寝たきりの状態になってしまう病気です。

今の私の病状は、手足の力が入らないなという段階。
例えば握力が10kg程度しかなく蓋を開けられない、物をすぐ落とすであったり、足(特につま先)があげられず躓きやすい、階段が登れないという困り事があります。

外出する時は、いつもGoogleマップなどを使って行き先周辺の状況を調べます。

  • 行くところの入り口に段差はないか

  • 行き先は何階か

  • 2階以上の場合はエレベーターがあるか

  • エレベーターがない場合、階段に手すりはついているか

  • 階段の勾配は急すぎないか

  • 行き先付近は歩きやすい道か

などなど。

事前の調べで「ここは行けないな」と思うことが結構あります。特に、入り口付近に大きな段差や階段があり、手すりがない場合は行くことを諦めます。

世の中にありふれている段差のせいで、行動範囲が制限されています。

毎度調べなければならないというのも時には億劫で、そもそも行かないことを選ぶ時もあります。

私はまだ杖などを使ってなんとか歩けるので良いですが、車椅子の方などはもっと行ける範囲が狭いと感じているのではないでしょうか。

この先私たちのような障害を持つ人々も健常者同様に楽しめる世界が広がっていくことを願っています。

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