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【侍ジャパン観戦記】2022ハーレム・ベースボール・ウィーク🇳🇱(試合編その1)

前回までは大会観戦にあたり概要などを紹介してきましたが、ここからは3回に分けて侍ジャパン大学代表の試合を、撮影した写真とともに振り返ってみたいと思います。

「ここでしか見られない」写真もたくさん掲載しましたので、ぜひゆっくりご覧ください!

公式撮影を担当

細かい経緯は割愛しますが、事前に大会事務局に撮影申請をしており、侍ジャパン公式サイトへの写真提供を全試合にて行なっていました。
今回の渡航にあたり、たくさんの方にお世話になりまして、皆様には帰国後にも報告と合わせて御礼のご連絡をお送りしていますが、改めてこの場でも感謝申し上げます。

開幕戦 🇯🇵日本1ー0キュラソー🇨🇼

試合情報(侍ジャパン公式HP、掲載写真は全て提供しています)

大会のオープニングゲームでもある日本VSキュラソー。
試合内容詳細は上記の公式HPの試合レポートに任せて、写真+キャプションで振り返ります。
試合は現地時間の15:30にプレーボール。時差7時間の日本からでもリアルタイムで楽しめる時間帯です。

初日の集合写真。大会運営事務局の撮影に便乗して写す。
今回の日本選手団と信頼関係をつくる、第一歩の写真になりました。
オランダの空は広く、そして雲が低い。とても気持ちいいカラッとした天気。
山田健太主将(立教大)はロストバゲージのため、溝口智成コーチ(立教大)のユニフォームを借りて出場。
他にも曽谷投手、草部捕手も届いていないようでした。
先発は青山美夏人投手(亜細亜大)。6回2安打無失点の好投。
開幕投手の重責をしっかりと果たしました。
4表1死一、三塁で先制打を放つ蛭間拓哉外野手(早稲田大)。
日本代表はこの1点を守りきっての初陣勝利。
敵にすると嫌で仕方ないですが、味方にすると心強すぎます。
代走で盗塁を決める友杉篤輝内野手(天理大)。
起用の期待に一発で応える結果、素直にすごい。
最終回を締めた上田大河投手(大阪商業大)
この試合、活躍した青山、蛭間、矢澤。
試合後、運営補助の野球少年が宗山塁(明治大)の折れたバットにサインを書いてもらう一コマ。
隣で見守るのは服部昂祐マネージャー(慶應義塾大)。
今大会は多くの地元の野球少年が大会運営補助に携わっていました。

第2戦 🇯🇵日本1ー0アメリカ🇺🇸

試合情報(侍ジャパン公式HP)

開幕戦を勝った日本は続いて全米大学選抜チーム(USA Baseball Collegiate National Team)と対戦。

専門の動画撮影スタッフも帯同して上記リンクに貼ったTwitterに公式動画を掲載するなど、さすが力の入れ方が違います。ここからたくさんのMLB選手が生まれるかと思うとワクワクしますね。

先発の荘司康誠投手(立教大)。
1年秋の新人戦から見ており、スタメン出場選手入場のシーンには感無量。
アメリカの先発はRhett Lowder投手(Wake Forest Univ.)。
USAのユニフォーム、左袖には星条旗、右腕には大学代表のエンブレム。
本当に格好良かった。
星条旗を背景に投げる荘司。
思い入れも込みで、より一層の気合いを入れて撮影していました。
このシーンは「アメリカ相手に投げている荘司」を意識。4回無失点。
5表から登板した曽谷龍平投手(白鴎大)。
無事にロスバゲしてた荷物が届き、自前のユニフォームを着用して登板。
1回3分の2を無失点リリーフ。貴重な左腕戦力です。
滞在中は筆者にもお父様から度々ご連絡をいただいていました。
6回途中から登板した橋本達弥投手(慶應義塾大)。
今大会もリーグ戦同様に後ろを任されることが多かった。
もともと東京六ではライバルなので憎い存在でしたが、大ファンになりました笑。
ハシタツ劇場が開幕してしまいましたが、回跨ぎ3分の2を無失点。
ハシタツが作ったピンチを切り抜ける上田大河投手(大阪商業大)。
回跨ぎしてタイブレーク1イニングも無失点。
奪三振のガッツポーズ狙いでネット裏にいたのですが、ピッチャーゴロの処理で1塁側からベンチに戻るタイミングでのガッツポーズに。
渡航直前の怪我で、大会期間中ずっと試合では一塁コーチを務めた森下翔太外野手(中央大)。
骨折にも関わらず帰国後には早期復帰し、U18壮行試合では打席にも立った。
タイブレークの8裏2死満塁でサヨナラタイムリーを放つ林琢真内野手(駒澤大)。
タイブレーク後攻=サヨナラのシーンはどこから撮るか悩みますが、使える写真の打率が高そうな一塁側で。
この写真を撮った時、モニターでチェックする前に「捉えた」感触しかなかった1枚です。林選手、勝負強い素晴らしいバッティングでした。
すかさずカメラを望遠から持ち替えて、引きの写真を撮影。
土曜日ということもあり多くの観客を背景に喜ぶ選手たち。
ちょうど中央で左に顔を向けているのが林選手。
ベンチ前に戻ってきても冷めやらぬ興奮。
全米学生選抜を8回完封した投手リレー。
左から上田、橋本、曽谷、荘司。

第3戦 🇨🇺キューバ3−4日本🇯🇵

試合情報(侍ジャパン公式HP)

開幕から2連勝で迎えたキューバ戦。
対戦相手には42歳の大ベテラン、2014~15年には読売ジャイアンツでプレー経験もあるセペダ選手も在籍しています。

元読売のセペダ選手(Frederich Cepeda Cruz/Gallos de Sancti Spíritus所属)
試合前に地元の野球少年にサインする山田健太主将(立教大)
日本では今ではなかなか見られない光景も、海外でリラックスした表情だったことが印象的。
スタメン発表で登場する1番指名打者の矢澤宏太選手(日本体育大)。
試合前に談笑する鈴木英之コーチ(関西国際大)。
少し離れたところから見ていましたが、いるだけで安心感がありました。
国歌演奏で日の丸を見つめる選手たち。
先発の渡辺翔太投手(九州産業大)。
個人的に、平塚球場での先行合宿での好投が印象深い投手です。
滑り出し順調の渡辺投手(これは1表終わったところ)。
その後、3イニング目に3失点したところで降板。
2裏、この回先頭の4番・上田希由翔選手(明治大)が二塁打を放ちチャンスメイク。
3裏、矢澤宏太選手(日本体育大)が三盗を決める。
これが敵失を誘い一気にホームイン。
矢澤選手の生還で1点差に詰め寄ります。
投げてよし、打ってよし、走ってよし!
2番手は菊地吏玖投手(専修大)。4表から登板です。
ワインドアップが特徴的な菊地投手。
4〜6回の3イニングを無失点に抑える好投。
途中から守備に入った草部真秀捕手(亜細亜大)。
彼のみ最後までロスバゲの荷物が行方不明で届かず、借り物のユニフォーム。
なので、なるべく防具をつけて番号が分からないタイミングで撮ることを心掛けた。
6裏、上田選手のヒットで二塁から三塁へ進塁する宗山塁選手(明治大)
このあと、暴投で同点のホームを踏む。
最終回(7表)から守備に入った進藤勇也捕手(上武大)。
3人いる捕手を全員使い切る采配は、バックアップがいないので緊張します。
3戦目も1点差勝利。決勝点は蛭間選手が選んだ押し出し四球でした。
日本の得点は犠飛、敵失、暴投、押し出しと、写真のセレクトに非常に悩む得点パターンでした。
相手の隙にきっちり攻め入ることができていた試合。
先発マスクの野口泰司捕手(名城大)が進藤捕手を労います。
最終回を締めた橋本達弥投手(慶應義塾大)が、試合後にボールを投げ入れ。
夜遅くまで残っていたファンには嬉しいサプライズ!
この写真は夜の22:20。現地は日が暮れて少し経った時間で、まだ明るみが残る空。
次の日は空き日ということで、午前練習と、午後は市内観光に時間を充てられたそう。

次回予告

残るグループリーグの第4戦(イタリア戦)、第5戦(オランダ戦)の模様を振り返ります!

今回のおまけ

アメリカ戦の試合前にベンチ前で素振りする萩尾匡也外野手(慶應義塾大)
キューバ戦で最後を締めた橋本・進藤バッテリー。
キューバ戦の試合前、シートノックの準備途中の外野手陣の一コマ。
左から蛭間、上田、萩尾、杉澤。

今回のおまけはここまで。
載せきれていないおまけもあるので、次回に続きます!


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継続した撮影活動のため定期的に機材の点検修理を行っています。 もし私のご活動をサポートいただける方がいらっしゃいましたら、機材経費に充てさせていただけますと幸いです。