見出し画像

こんな男とは結婚してはいけない。離婚の原因を14のアドバイスから検証

私は昨年末、5年連れ添った夫と離婚しました。離婚したばかりは色々辛かったけど、最近、やっと人の幸せ話を素直に喜べるようになりましたわわたし。離婚の原因は次回以降のnoteにでも書きます。

いわゆるアラサーの私、年齢的に周りは結婚・出産ラッシュでして。ぶっちゃけ小中高と地味だった子も、それなりに身なりのきちんとしためちゃくちゃ優しそうなイケメンと結婚して、子どももできて幸せそうであります。

私にも本当は、こんな幸せそうな結婚生活送れた20代があったのかしら……パラレルワールドォ……

そして先日、twitterのタイムラインに流れてきた、むぴーさんのnote「私の役に立った結婚に関する14のアドバイス」を読みまして、「私もこういうアドバイスを結婚前に聞きたかった!」と思い耽っちゃいました。

今回はこれに返答していく形で、離婚した私からの戒めとしてですね、できるだけ多くの方に読んでいただき、できるだけ多くの方に幸せになってほしい。あくまで私のケースを用いた、主観的な意見です。特殊な例でしょうが、参考になる部分はいくつかあるかと存じます。

ちなみに!ここ重要だけど、結婚ススめてないわけじゃないからね?結婚する前に、うまくいってる人からも、うまくいかなかった人からも、話を聞きたいよね?化粧品買うとき、いいレビューばっかりのより、悪いレビューもある方が参考になるし、実際買うでしょ?笑

「離婚=失敗」だとは思わないですし、思いたくないですが、結婚相手を選ぶことには失敗しました。これは断言できます。もちろん相手だけに原因があるとかそんな図々しいことは言いたくないです。私も悪いところはありましたよもちろん。

「結婚する前に気づかなかったの?」

気づいてたよ。でもうまくいくと思っちゃうのが恋に落ちた脳の持ち主のサダメなのさ。

結婚後に「愛、アムール」という映画を見てから、"共依存"というものの怖さを意識するようになったんですが、、なんかダメな男でも「私こそが彼を変え、守り、幸せにする」「彼には私しかいないの」という幻想を抱いちゃうことってあるんですよね。でもそんなものは捨てて、自分の幸せをまず第一に考えましょう!

ちなみに前置きとして、私の元夫
・外国人
・バツイチ子持ち
・貧乏
というちょっと特殊?な例でしたが、まぁとりあえず書いていきます。

・沈黙でも全く気にならない人と結婚すべき

私たちは結婚前に、彼の国で半年ほど交際・同棲し、そのあと彼が自分の国に残って私は帰国。半年以上遠距離。遠くにいた時間が長すぎて、web上ではほぼ毎日メッセージのやりとりをしてましたが、半年以上ぶりに会う時に「そういえばあの人とそんなに話すことあったっけ?」と心配になるレベルでした。会ってみたら元夫はよく喋る人であることを思い出し、はじめての日本で興奮してる可能性を考えてもとにかく喋りまくるんで、それなりに話は続くしまぁ大丈夫かなと。それで彼が日本に来てすぐに結婚を決めてしまったんです。思い返せば、一緒にいて落ち着くというより、一緒にいてエキサイティング、スリリングって感じだったかも。吊り橋効果効いたまま結婚しちゃったんでしょうか?笑)蓋を開けてみれば、私の話は聞かずに自分の言いたいことしか言わない人間だったんです。

そういう意味では、「沈黙でも全く気にならない」というよりは「沈黙でも落ち着いた気分になれる人」がより真理に近いかもしれん。落ち着いたことはなかった。

・選ぶなら稼ぎの良い人でなく、働き者の人。そして自分の収入の範囲内で生活できる人

5、6年前の私は本当にお金に執着しない人間でした。稼げなくても好きなことをしたい。結婚相手にも豊かさを求めない。最初から金持ちと結婚するより、一緒に金持ちになる方がいいと。大企業に勤めてるより、生きる力がある人がいいと。

元夫は稼ぎの良い人どころか、子どもの頃からめちゃくちゃ貧乏で、小学生低学年の頃から母と兄弟を支えるために路上で働いていたような人です。水やお菓子を売り歩いたり。兄も弟もいたが、彼がいつも一番働いていたと聞きました。

同棲してからも、熱が出ても毎日働きに行ったのを見たり、幸い近所のパン屋さんで50円で二人分のお腹がいっぱいになるくらいの焼きたてのパンを買えたりして、「あぁ、この人といれば飢え死にすることはないなぁ」と思えたのも結婚の理由でした。貧乏を経験してるから、例えばケチャップを「最後はボトルにお水を入れてシェイクして、料理に入れたりして、最後の最後まで全部使い切る」とかそういう節約?的な価値観は合ってました。金持ちに対して勝手な悪いイメージもあったんだよね。

でもね、もっと深い感覚がわからなくて、最低賃金が3万円とかのレベルの国の人に、「日本では月30万円稼いでる」と交際の早い段階で言ってしまったんです。
例えばあなたが日本にいる苦学生、時給750円であくせく働き必死にやりくりしているところに、突然時給7500円の男が現れたら、一万円くらいはした金だよね…ごはんくらい毎回おごって…家賃も半分以上出してよ…なんてどこかに甘えた考えは出てくるのは人間として普通かもしれないですよね。実際そのあたりから、金銭面ですごい甘えられるようになって、ちゃんと働かなくなった気がする。

自分の収入を言ってしまったのが大きな失敗でした。後悔してる。

たまに家賃が払えなくて日本から彼の国へ送金したり、日本に来るためのパスポートやビザ代も送金しました。飛行機代も立て替えたし(これは返してもらいました)。でもパスポート代として送ったお金が、なぜか新しいバイク購入の頭金に使われたり、(まぁ私が帰国してから彼のバイクが盗まれるという悲劇はあったんですけど)、そのバイクも日本に来る前に売って、スーツケースとか諸々買うお金に使ったそうですが、日本に着いて空港から自宅に向かう前、交通費くらい持ってるだろうと、バイク売ったお金を両替していくらになったか聞いたら「3000円!」とのこと。拍子抜けした。オンボロ中古にしてもバイクは5,6万でしょ、いったい何に使ったのよ。お金の価値観が合わないことは後にもめちゃくちゃ問題になるけどこれは今後のnoteで。いわゆる貧しめの国の人と付き合ったり結婚する人はマジで気をつけてほしい。これは差別でも何でもないぞ。あなたの前に石油王が現れたら感覚狂うでしょ?

つまり貧乏=不幸ではなく、お互い自立するという意識を持つことが大事。相手が貧乏でも、自分のことは自分で払ってもらわないと。

・相手の現在ではなく、将来の可能性を見るように

現在もなにも、将来性しか見てなかったわ笑)なんにもない人だったけど、夢だけは大きかった。コミュニケーション能力が高くて、どんな場所でもうまくやれているように見えたし、彼は少なくとも非凡ではなかった。それはそうだったけど、夢ばかり大きくて実際に何も積み上げてないことに気づくのが遅かったですね。要は「口だけ」の男でしたな。私の見る目がなかったっすすいません。まぁ私次第で育てることも出来たかもしれないけど。

・ただ楽しむデートでなく、相手を知るためのデートをする

ほんまそれ。これは辛い。元夫は、オレの歩幅に合わせろ!タイプの人間でした。結婚前の私はドMだったんだろうか…?恋は盲目。恋のマジック??なんて可愛いもんじゃねえ。あれは恋の呪いだ。

私は山登りに行った時、いつも私の歩幅にあわせて歩いてくれる旦那にきゅんとしたんだった。今でも歩幅を合わせてくれる旦那です。

クーっ!アタシのハートにアイスピック突き刺さないでェー!笑)そんな人見つかるといいな笑笑

・本気で結婚したいと思う人に出会ったなら、結婚を遅らせる必要はない

焦りました。早まりました。私の自己肯定感の低さが招いた過ちです。私は外見にコンプレックスありまくりましたし、それが原因で男子に冷やかされたりしたので男も怖かったですし。でも元夫は顔はそこそこかっこよく、(今見るとそうでもないが)「こんなイケメンで私のこと可愛い可愛い言ってくれる人なかなか出会えないだろ!」と思ったんですわ。でもそういう理由では良くなかったんだわ。もっと落ち着いてもよかったんですよほんと。

・新婚旅行には無理しても行く

旅行って相手のことをよく知れるとは昔からよく言いますよね。ちなみに、このnoteのむぴーさんによれば、「愛し合ってる時の楽しい思い出があれば、結婚後辛いことがあっても乗り越えられるってこと」だと。逆に言えば「一緒に旅行して楽しくなかったらやめとけ」とも言えるかもしれないので、これは私的には、結婚前に一度は旅行に行くべきだと思ってます。

ちなみに私はお互いの国を一緒に行き来するだけで旅行みたいなもんかと思い、新婚旅行らしきものはしなかったんですが、そういう移動距離的な話じゃなくて、「二人でプランを考え、二人の希望を織り交ぜ、出発から帰宅まで完遂する。」っちゅうことが大事なんですな。一緒に同じミッションを乗り越えるみたいなもの。そういうプロセスが必要でした。

・結婚前にお互いのことを深く話し合う・家族の決まりを作る・月に一回、家族会議をする

めんどくさくなってまとめたわけじゃないですよ?笑 この辺はですね、「ちゃんと話し合いが出来る人がどうか」ということなんですね。元夫は"話し合う"ことができませんでした。興味ないことはほったらかしのくせに、いざ問題に直面したら文句を言う。マジで、話のできる人、本当に大事。他人同士ですから意見が違うのは当たり前だけど、「お互いに平等に発言して、ケンカにならずにお互いの意見を取り入れ、二人でまとめていく。」会社みたいなもんですな。社長が独裁者だと大概倒産するか、経営が仮にうまくいっても社員の不満は爆発するんですよ。

・結婚してすぐの頃に我慢しちゃダメ

そうですね。我慢はよくないな。結婚してすぐの頃に、もだけど、そもそも付き合ってる時から我慢しちゃいけないと思う。ただ、我慢とワガママを混同しちゃいかんです。

「我慢しない=ワガママを言っていい」のではなく、前述した通り、言いたいことを素直に言い合える関係。当たり前のようでなかなか難しいんだよね。そしてたしかに、一旦定着したものはマジで修正難しい。これだけはイヤなのだと伝えておかないと痛い目見る。「だったら最初に言え、結婚前からオレのやり方はこうだ」と言われちゃって、こっちも何も言えなくなります。

・子供にとって一番良い影響があるのは、夫婦仲が良いこと

うちは子どもがいなかったんでわからないが、それは絶対そうでしょうね。愛すること、相手を大事にすることを学ぶこと。親が一番近いのだから、親が仲悪いと将来全般に希望が持てなくなるよな。そして言葉遣いとか、悪い言葉ほどすぐ移るから。家の中で言ってなくても、絶対外で罵倒したり悪口言う子になるでしょうね。元夫はそういえば両親が喧嘩ばかりで離婚して…別にほかの兄弟は優しくて大人しい人だったんだけどな。

たぶん、元夫は、兄弟の中で一番強そうで、一番繊細だったのかも。

・愛する人を選び、選んだ人を愛する

「愛されるよりも愛したいマジで。」KinKi Kidsの歌、当時意味がわからなかったけど、今はわかりますな。

愛するって言葉、日本語じゃあまり使わないから、多くの人は意味が消化しきれてないと思うけど、私は「愛する=リスペクトする」だと思ってるのね。心の底から尊敬し尊重し合える関係が理想的だと思ってます。自分がリスペクト出来なかったら相手にも伝わりますし、もしくは相手が自分のことリスペクトできないなら、マジでやめとけ、です。

「オレがあれこれ文句言うのは、君のことが好きだから」これは愛じゃねえぞ。支配だぞ!

・愛するとはお互いに見つめ合うことではなく、いっしょに同じ方向を見つめることである

ほんまそれ。(2回目)
大事な瞬間だけ見つめ合ってウフフ、なんて、甘いものじゃないですね。恋愛と結婚は別物。映画は1,2時間で終わっても、人生は何十万時間、長い長い道のり。

結婚はゴールじゃなくて、もっともっと先を見なきゃいけない。たしかに二人の間に共通の夢はあったけど、そういえば私の夢は応援してくれてなかったなぁ。私の夢が叶うことが、彼の幸せではなかったみたい。結構嫉妬され、邪魔されました。同じ方向を見つめられてなかったのねえ

・結婚は最高だよ!

これを堂々と言える、むぴーさんの姉に拍手!私もステキな人と出会って、いつかこの言葉を大声で言えるようになりたいですなぁ!

今回はこの辺で。おしまい。

#モラハラ #離婚 #結婚 #アラサー

投げ銭...してくれたらめちゃくちゃハッピーです。笑って生きていけます。