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【顎変形症】って知ってる?

顎変形症とは

上あごや下あごの形や大きさの異常、両者のバランスによる咬み合わせの異常(咬合不正)と顔の変形などの症状を示すもの。
いわゆる、『出っ歯』や『しゃくれ』と呼ばれる見た目が顎変形症にあたります。
顎変形症の発生には遺伝的な要素が強いと言われていますが、ほとんどは原因不明。
わたし自身も歯が生えそろう頃には、下あごのほうが前に出ている『下顎前突症』でしたが、原因は不明で、おそらく母の遺伝が強く出たものと思います。


保険の適用対象

自分も顎変形症かも?と思う方はまず矯正歯科のカウンセリングを受けることをおすすめします。
なぜなら、通常の矯正は自由診療のため100万近くかかってしまいますが、顎変形症と診断されれば、保険が適用され手術費用を含めても50万前後で治療ができるからです。
カウンセリング料はクリニックによってさまざまですがわたしが通うクリニックでは無料で受けることができました。


治療を決めたきっかけ

わたしは社会人二年目のときにカウンセリングを受けることを決めました。
そのきっかけはかみ合わせや健康面ではなく『写真』でした。

美容院で何気なく撮られた1枚友人と旅行した際に撮ってもらった1枚どれを見ても下あごが前に出ているため、Eラインと呼ばれるものはなく、醜い横顔、笑った顔も下の歯しか見えずえらが張っている..そんな自分の姿を目にし続けた結果、いつしか撮られることも、人前で笑うことも苦痛になってしまいました。「このまま、写真も自分の笑顔も嫌いな状態で生きるのは嫌」「働くようになったし、親に迷惑かけずに自分の稼ぎで治療ができる」そう思ったら、治療を始める決意ができました。


長い長い道のりのスタート

冒頭で説明したように、『顎変形症』と診断されれば保険が適用されます。
ただ、この顎変形症は歯の問題ではなく、顎の問題のため、矯正治療だけで直すことができません。いずれ手術が必要となります。
治療の流れとしては、以下の通りです。

カウンセリング

精密検査

必要に応じて抜歯

術前矯正

手術

術後矯正

経過観察

術前矯正の期間は年齢や歯並び、抜歯の有無など人によってかなり違います。
ちなみにわたしは、歯並びはそこまでがたがたではなかったのですが、成長が止まってしまい他の歯より比較的小さかった歯を抜歯したり、コロナ禍を挟んだのもあり術前矯正は3年半かかりました。
(長すぎて途中でめげそうになりました。。😢)

顎変形症の治療はかなり長い目で見る必要があります。
費用面では恵まれていますが、期間の長さ、治療や手術の痛み、メンタル面、様々なことをちゃんと理解したうえで、治療をスタートさせることをお勧めします!


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