夕顔日誌

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最近の記事

そして、バトンは渡された

緊急避妊薬が薬局で買えるようになったらしい。 (試験的にだけど) そして今日こんなつぶやきをsnsで見つけた。 snsは嫌なつぶやきが多くて疲れる時も多いけど、これの引用には素敵な言葉が多くてとても心が温まった。 働いていない中学生〜高校生にとってどれだけ 緊急避妊薬が高価か。そしてどれだけ不安か。 勇気を出して声を掛けてくれた子達に 私も勇気を出して手を差し伸べてあげたい。 まだ私が社会に還元できることは少ないけど 1人でお金を稼げるようになった今 誰か1人を助け

    • 積み木

      積み木を1つずつ重ねる 丁寧にゆっくりと 倒れないように、崩れないように どうやったら崩れないのか考える ひたすらに考える 悩んで もがいて 苦しんで 泣いて 自分の弱さに絶望して それでも目を潤ませながら 手を震わせながら 少しずつ積み上げていく あと少し。 そしてある時、一瞬で崩れる 今までの努力がまるで無駄だったかのように 時間をかけできたものが まるで悪魔に嘲笑われるように一瞬で崩れ去る もう1回 私は今日もまた積み木を積み上げる

      • 来年の抱負

        来年の抱負は? 彼に聞かれた時 全然即答することが出来なかった 仕事、プライベート、色んなジャンルで 頭を高速回転させて考えてみたけど ちっとも出てこなかった せっかくなので 少しこのnoteで考えて見ようと思う ・仕事編 仕事ですぐに抱負が出てこなかったのは 個人的にかなり悲しい 多分今の仕事にやりがいを見いだせてないので 目標も見つけることができてない かなりまずい状況だ 仕事に関しては何か目標を作ると言うより この状況を打破できるように マインドなのか状況なのか

        • 男女の友情は成立するのか?

          今日のテーマは男女の友情について.... 同期と一緒に飲んでいる時、こんな話題になった 男女の友情は成立するのか? よくあるテーマ 成立するー!成立しないよー! よくあるシチュエーション そんな話で盛り上がっていたら 1人の男の子が考え込んでいたので 話を振ってみると珍しい言葉が返ってきた 男女の関係になっても男女の友情は成立するんじゃない?むしろ男女の関係になった方が深く話せるじゃん? なるほど、、たしかに。 この話をする時の男女の友情というと 体の関係無しで同性同

        そして、バトンは渡された

          月の香りを送る

          この題名は今日行った美術館の展示にあった 作品の1つ 曲名、内容、作成年、季節 これだけが記されたとってもシンプルな作品 もちろん音が流れる訳では無い でもこんな曲があったらなんて素敵だろうと 思える作品ばかりだった 私が好きだったのはこの3つの作品たち、 香りの曲Ⅰ 月の香りを送る。 1953年秋 香りの曲Ⅱ 月に香りを送る。 1962年冬 壁の曲Ⅰ 二つの壁をへだてた所に寝る。 ささやき合う。 1963年秋 とっても素敵な作品で どんな曲になるだろうと

          月の香りを送る

          水溜まりの上で僕は眠る

          溺れているわけじゃない 溺れる場所でもない でもなんだか最近ずーっと水の中に居るみたいだ 今日も水溜まりで眠って 水浸しになってしまった私を 何も言わずにただそっと起こして欲しい

          水溜まりの上で僕は眠る

          夏に見た映画が金曜ロードショーで放送されるニュースをみていつの間にか1年が経ってしまったことに気づく 夏なんかこのままずっと終わらなければいいのにと真っ白な天井ぼんやり見つめながら思った

          夏に見た映画が金曜ロードショーで放送されるニュースをみていつの間にか1年が経ってしまったことに気づく 夏なんかこのままずっと終わらなければいいのにと真っ白な天井ぼんやり見つめながら思った

          ホスピス

          内定を貰ってから1年が過ぎた。 同期とは長い人で1年、 短い人でも半年を超える関係になった。 まるで高校のクラスの様に仲の良い同期も あと1週間で配属発表。 配属されてからは、 みんなで集まれることもきっと無くなるんだろう。 部署間での仕事やスケジュールの違い。 会社が合わなくて辞める人。 結婚する人。 転職する人。 同期、それは大切な存在であると言われると同時にこんなにも儚い存在であるのだなと思った。 美しく咲いた桜も、必ず散ってしまう様に。 私たちに残された

          ホスピス

          好きな人

          私は本が好きな人が好きだ。 もちろん、恋愛対象だけではなくて友達としても。 私は人見知りするタイプなので、本当に心を開けるといえる親友は少しだけだけど、共通点としてみんな本が好きな気がする。 本が好きな人たちのいい所は、 まずその人たちから発せられる言葉の選びだ。 本を好きな人たちは単語のインプットが他の人に比べて物凄く多く、質も良いので話していてとても心地が良い。本を読んでいてたまに好きなフレーズに出会うと、心がふわっと温かくなり幸せな気持ちになるが、本好きと話してい

          好きな人

          片道切符

          在学中、東京には何度足を運んだんだろう 毎回、東京へ行くたびに2枚あったチケットが 今日は1枚だけ。 いつもの中央改札口、いつもの電車 大学へ行くために毎日乗っていたJRの窓から景色を見て、しばらくここへは帰ってこないのだなと思うと目が急に熱くなってしまう 大阪なんて関西なんて本当は行きたくなかったし 住む予定なんか更々無かった。 でもこの4年は自分の中で大切な成長期間だった。 自分の故郷が1つ増えた。 春から4年越しの憧れてた東京。 これからよろしくお願いします。

          片道切符

          Jo MALONE との出会い

          今日は香水の話を.... 母と父が香水などの強い香りが苦手だったので 反対に私は香りの虜となってしまい 高校生くらいから香水が大好きに といってもまずはドラッグストアに売ってるような 香水から始まり、お洋服ブランドの香水(DiorやHERMESなど)が気になり始め、最終的にフレグランス専門の香水屋さん(JO MALONEやdiptyqeなど)に辿り着きました 初めて買ったのはsamurai womanの香水 お小遣いでドキドキしながら買ったのが とてもなつかしい...

          Jo MALONE との出会い

          今年の目標

          今年の目標 それは「何かに触れた時の感情や想いをきちんと言葉にして相手と共有できるようにすること。」 この目標文でさえ拙すぎて相手に伝えることができていない気がする。 実はここ数年、自分自身の感受性がものすごく強まっている。 強まっているというか、強すぎてもはや自分の気持ちをコントロールするのが難しいくらいだ。 小説、映画、クラシック音楽、景色、、、 何かに触れると心が暴走し、 頭の処理が追いつかなくなってしまう もちろん全ての事象に対してこの様になる訳ではないが

          今年の目標

          嫌いな食べ物

          ものすごい偏食家だった私も大人になり 基本的に全て食べられるのだが どうしても苦手な食材がある。 それは、雲丹と白子だ。 そしてこの食材の厄介な所は お店で"苦手な食材はありますか?"と聞かれた時だ。 冬じゃないのに白子苦手ですって言ったら この子は旬というものも知らないのか、この時期に白子なんぞでねーよと思われてしまいそうだし いやいや、このお店で雲丹は出さないでしょ とも思われてしまいそうで 微妙なラインのお店に行くと非常に困る。 そして考えに考えた末 あ、大丈夫

          嫌いな食べ物

          月が綺麗ですね

          "愛してる"を月が綺麗ですねと翻訳したのは夏目漱石だ。でもなんで月が綺麗ですねと訳したのだろうと最近色々1人で考えてみた。 そもそも"好きな人"には、色んなことを共有したくなる。その中でも、心が躍るような、ときめくようなことがあった時は尚更だ。 もしかしたらそれは映画かもしれない、小説かもしれない、食べ物かもしれない。 でもその中で日本人の誰もが共通の認識を持ち、 かつこの日本が今後どう発展していこうとしようとも変わらない物が"月"だと夏目漱石は既に分かっていたのだろう

          月が綺麗ですね

          親知らずの手術で学んだこと

          私は強がりだ。 というか強い女の人にとても憧れがあって 弱い女の子になりたくない(弱い自分を認められない)という気持ちがとってもある。 でもその弱い自分も認め愛してあげることの大切さをまさか親知らずの手術で学ぶこととなるとは夢にも思っていなかった。 ----------------------- 今日、親知らずの手術に伴い静脈麻酔というものを初めてした。お薬を投与しますね〜という言葉と共に、ピリピリとした薬剤が自分の腕を伝わっていった。あぁ、本当に人間の体には血液があっ

          親知らずの手術で学んだこと

          本はパズル?

          本はまるでパズルのようだ、と私は思う 読んでいく中で作者が落としていったパズルのピースを拾い集めながら最後にはパズルが完成する。 作者のピースだけで完成するものもあれば、 最後の一欠片は私たち読者に委ねられているものもある。 何となくだけれど、東野圭吾さん系統の小説はパズルのピースも見つけやすいし、ここにこれをはめてくださいね、なんて書いた説明書みたいなものもあるように感じる。だからとっても読みやすい。 一方で、村上春樹さんの小説はパズルのピースを見つけるのが難しすぎ

          本はパズル?