小麦アレルギーの方向けの雑穀パン完成しました
とても嬉しいです。
本当はもう少し水分量みた方がいいのかなと考えたりもするんですけど、完璧主義発動させないで公開することにします。
味のバランス決まると本当に嬉しくなります。
今回は試作10回しています。
グルテンフリー雑穀という新しい素材に挑戦したんですが、大豆という少し難しい素材を扱うことになって結構勉強になりました。
豆乳ヨーグルトを作る際に、豆乳のことを調べて知ったリポキシゲナーゼやサポニンの知識が役に立ちました。
下処理のやり方もいろいろ試行錯誤しました。
1回目ははくばくの雑穀の時のようにレンチンするだけだったんですけど、青臭みやえぐみがあり、食べたら生っぽくて硬いのできちんと下処理しないといけないことが分かって
次にローストしてみたんですが、消化に不安が残って、体に優しいものを作りたいということから却下しました。
あとは浸水してから茹でるのでは、なかなかヘキサナールが揮発せず、青臭みを取るのに非常に時間がかかって非効率なため、ヘキサナールをなるべく発生させないように浸水過程を省くことを思いつきました。
最終的には、浸水なしで茹でる下処理によってリポキシゲナーゼを失活させ、ヘキサナールは茹でる過程で揮発させ、アクのサポニンは健康成分として残した状態で、パンに入れる方法になりました。
あとは、アクセントにごまを少し入れることで香り高くなるように工夫することを思いついて、今回のレシピにはそれを取り入れています。
そのために従来の雑穀パンとはまた違った美味しさのものができあがった気がしています。
友達からもこれまでの中で1〜2位のレベルに美味しいって言われました。
味だけでなく低糖分のパンなのにとても発酵の状態がいいんです。
アルファ化した雑穀が何かいい役割をしているのでしょうか。
ですので、今回のごま雑穀パンは小麦アレルギーの方以外の方にもすごくおすすめです。
私もこれからは雑穀パンはこちらのレシピ使おうかなと思ってます。
ごま好きな方はもっとごま増やしてもよくて、その場合は水分量増やす調整が必要になるので、ごまの種類にもよるんですけど、めやすとして1gあたり1〜2mLの感覚で調節してみられたらいいかもしれないです。
少し下処理の手間がかかってしまうけど、下茹でした雑穀はパン以外にもサラダやスープなどに入れることができます。
私はすっかり気に入ってしまい、雑穀の下茹では常備しておくことにしました。
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今回グルテンフリーという制限がある中でレシピを考案していて、どちらかというと美味しさよりもグルテンフリーを優先させないといけなくて
それなのに、課題を克服する過程でいろいろ工夫することでむしろ制限がなかった時より良いものが生み出せたことは、すごく考えさせられるものがありました。
もし私が、グルテンフリー優先しないといけないのだからそこまで美味しいものはできないよね、みたいに最初から諦めていたら、きっと今回のレシピは生まれなかったと思うんです。
自分の先入観で制限を設けてはいけないんだということに気付きました。
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