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#6 オルタナティブスクールとの出会い

Again, you can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. 
So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something ― your gut, destiny, life, karma, whatever.    This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life.

先を見通して点をつなぐことはできない。
振り返ってつなぐことしかできない。
だから将来何らかの形で点がつながると信じることだ。
何かを信じ続けることだ。
直感、運命、人生、カルマ、その他何でも。
この手法が私を裏切ったことは一度もなく、
そして私の人生に大きな違いをもたらした。

Steve Jobs 2005年 Stanford大学卒業式辞より

スティーブ・ジョブズのスピーチに出てくる、
「コネクティング・ドッツ」の話。

そのスピーチのように今働いてるオルタナティブスクールに出会った時、今まで点(ドット)でしかなかった自分の経験が線になって繋がったのを実感しました。

そして、このオルタナティブスクールでの経験が、自分の将来に何らかの形で繋がっていくのかもしれないと感じるようになりました。

幼い頃から小学校教員として働く父を見ていたので、教育にはずっと関心がありました。小学校から大学まで、沢山の尊敬できる先生との出会いに恵まれ、わたしもいつかこんな先生たちのような大人になりたいと思っていました。

しかし、一方で教育現場で働く父の姿をみて、教師という仕事の大変さを誰よりも感じるようになりました。

生徒や保護者の対応、教材や授業の準備、修学旅行や自然教室の引率、学期末には夜遅くまで残って、あるいは休日出勤して成績付け。
残業代もでらず、トイレ休憩もまともに取れない、そんな働き方自分にはできないなと思っていましたし、父からも「教員という職業はおすすめしない。」と言われ続けていました。

そのため、教師という選択肢は自分の中で除外し、大学生になってからはまったく別業界の職業につくことを考えていました。

しかし、その一方で英語塾でのアルバイトを始め小学生〜高校生と関わる楽しさを知り、子どもたちが確実に成長していく姿が自分ごとのように嬉しく感じることもありました。

どこか頭の隅に教育への興味が残っているのだと気が付いた瞬間でした。

そんな時でした。
アルバイト先の後輩からお父さんが代表を務めているというオルタナティブスクールのインターンを紹介してもらったのです。

そこに行けば、不登校の子でも学校に出席したのと同じ扱いになるという、「フリースクール」という場所でした。
その時まで、「フリースクール」という存在を知らず、ましてや日本に19万人以上も不登校に悩む子どもたちがいることも知りませんでした。

私の弟も不登校になってしまった時期がありましたが、その時は「なんでうちの弟だけ普通に学校に行けないんだろう。」と世の中に同じ苦しみを抱えた子どもたちやその家族がいることに全く気が付いていませんでした。

弟と同じように苦しんでいる子がたくさんいることを知り、
現状の教育システムを少しでもいい方向に変えたい。
ここでなら、弟の気持ち、もっといい教育のあり方が知れるかもしれない。

そして何より、尊敬する父と同じ、インクルーシブ教育を学ぶ機会になる。
そう思ってインターンをすることに決めました。

実際に働き始めると、私の今までの経験がすべてがフリースクールの一つ一つのカリキュラムに生きている感覚がありました。

学習だけでなく、グローバル、クリエイティブ、STEAM教育、PE、探究学習など、全てのカリキュラムの企画において、教員資格は持っていない、けれども私がここにいる子どもたちに伝えるべきことがたくさんある

そう思うことができました。
今まで点だった経験が、線としてつながった瞬間でした。


もう少し詳しい内容は、私が実際に働いているオルタナティブスクールのnoteにも書いています!
もしよければこちらも読んでいただけると嬉しいです。


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