PTSDに効くとされる神田橋療法

精神科医としてとても著名な人物、神田橋條司先生。その神田橋先生が見つけたとされるPTSDのフラッシュバックに効く漢方の組み合わせ。

桂枝加芍薬湯+四物湯

元々、桂枝加芍薬湯はおなかが張って、腹痛や排便異常を起こしているときに用いる薬である。ふだんから胃腸が弱く、体力のあまりない人に向いているそうだ。

四物湯は血液循環をよくして、体をあたためる作用があり、皮膚を潤したり、ホルモンのバランスを整える効果も期待できるそうだ。

その二つを組み合わせると何故だかフラッシュバックの症状に効くらしい。実際私は、この二つの漢方を飲んでいる。

高校から大学生にかけての摂食障害、リストカット、パニックを起こしていたこと、それ以前の幼少期にあった嫌な辛い記憶達が時々フラッシュバックしていた私は、今通っている心療内科の先生が、PTSDのフラッシュバックの症状が見られるからと処方してくれた。

初めは信じていなかった。漢方の組み合わせで、苦しい記憶のフラッシュバックが消えるなんて、夢のような話に聞こえた。

そして、飲み続けているうちに、本当にフラッシュバックの症状が減っていったのである。過去の嫌だった記憶によって苦しむことがずいぶん減った。

神田橋先生、様々である。

あまり処方してくれる心療内科の先生も少ないと聞いた神田橋療法だが、私は、この漢方達に本当に救われた。


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