努力ばかりで疲れ果てていたら『エフォートレス思考』
やりたいことも、やらなくてはならないこともたくさんあって、それらを全てやる方法を探してビジネス書を読み漁っていた頃に出会った『エッセンシャル思考』
この本に出会うまでのわたしは典型的な非エッセンシャル思考、あれもこれもと欲張りすぎて、エネルギーや時間が分散するからどれも中途半端。
『エッセンシャル思考』の中で、多数の良いチャンスは、少数のものすごく良いチャンスには遠く及ばない。多くの瑣末な物事の中から、決定的に重要な事だけを選び "より少なく、しかしより良く"という考え方に出会い、多くのことを全部やり切る=正解だという思い込みから離れることができました。
当時、友人にも「この本すごく良いよ!」と激推ししたを覚えています。
この激推し書籍『エッセンシャル思考』の第二弾が『エフォートレス思考』
エッセンシャル思考は「何を」やるかを見極め
エフォートレス思考は「どのように」やるかを極める技術
エッセンシャル思考で瑣末なことを取り除き、本当にやるべき重要なことへエネルギーを注いでいたとして、それでもにうまくいかない。思うような成果が出ない。
永遠と続く努力の日々に疲れ「どうしてこんなに大変なんだろう」と感じてしまう。そんな時に役に立つのがエフォートレス思考。
心に残ったポイント
内容の要約は得意な方へお任せして、ここではわたし視点で心に残ったポイントを紹介します。
■1分間でゴールを決める
なかなかエンジンがかからない時、「始まった状態」を明確にイメージする。ゴールを描くことは、終わらせるためだけでなく、始めるためにも有効だ。
目標設定をする時、達成した時ことを詳細にイメージすると良いと聞きます。この時のイメージは”終わらせる”ため、つまりゴールする為のイメージ。これと同じ要領で目標に向かって行動を起こす時に”始まった状態”を明確イメージすることも効果がある。
これに近いなと思ったのが”行動を小分けにする”ということ。
「資料を作る」でも「夕飯を作る」でも小さな行動がを積み重ねて完成にたどり着く。
そのはじまりのシーンを思い浮かべて同じ行動をすれば、それが着火剤になり後の行動に繋がっていく。これが「はじまった状態をイメージする」という本の言葉と重なって納得感がありました。
■全力疾走はリスクが大きい
最初から急ぎすぎると息切れして、結果的には遅くなってしまうことが多い。好調と不調の波に身を任せるのは危険。
■ゆっくりはスムーズで、スムーズは速い
ゆっくり進めば、ものごとはスムーズになる。観察し、計画を立て、力の配分を考えることができる。ただし、ゆっくりしすぎると行き詰ったり勢いを失ってしまう(解決法・・・やることの上限を決める「X以上、Y以下」)
『全速力はリスクが大きい』これは、自分の経験からもよく分かる!
年明けすぐや年度始めはやる気に満ちて、頑張った分だけどんどん進めるけど、好調の波は永遠に続かない。
やる気の停滞、不調の波もやってくる。
全力疾走せず、ゆっくりしすぎず「X以上、Y以下」のルールで淡々と活動してみようと思う。
最も重要なことにエネルギーを集中するために
努力は必要だけどエネルギーに限りはある。
思うような成果が出ない時に、努力を2倍、5倍…10倍…と、どこまでも増やせるわけではない。
すると、やっぱりたどり着くのは「何をして何をしないか」という取捨選択と、疲弊せず成果を出す「どうやるか」を見つけること。
『エフォートレス思考』『エッセンシャル思考』
本当にやるべき重要なことを見極めて肉体的、精神的にも疲れがなく、エネルギーに満ちた状態で大事なタスクに集中する方法を見つけたい人におすすめしたい激押し書籍です。
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