#17『ベストセラー 編集者パーキンスに捧ぐ』ベストセラーの裏側とは?
今回は、編集者マックス・パーキンスの話。
『華麗なるギャツビー』を書いたF.スコット・フィッツジェラルドや、ヘミングウェイ、トーマス・ウルフの作品を編集した彼の生涯について描いています。
特にこの映画では、トーマス・ウルフとマックス・パーキンスの友情について描いています。
トーマスウルフの書いた自伝的小説を編集するのは、骨の折れる仕事。マックスは、彼の才能を見出し、仕事を引き受けます。何千枚にも及ぶ原稿を推敲し、赤鉛筆でチェックを入れていきます。
マックスの仕事は、小説家の書いた文章を際立たせ、最高の本にすること。だから、トーマス(以後トム)への助言には容赦がありません。
彼の考えは、
常に引き算。
回りくどい文章には、容赦なく赤チェックを付けていきます。
編集者として、著者が言いたいことを引き立たせるため、赤チェックを入れていきますが、それと同時に、著者のオリジナリティを壊していないか、葛藤をします。
著者がいい内容を書いても、引き立たせられるかは編集者の腕にかかっている。そんな出版業界を垣間見れる映画です。
マックス・パーキンスを演じるのはコリン・ファース。トムを演じるのは、『コンテイジョン』でも登場したジュード・ロウ。その妻を演じるのは、ニコール・キッドマンです。
この話は、実話に基づいているので、1920年代の小説家事情が映し出されていて、とても面白かったです。
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今後の創作活動に充てたいと思います。(特に抽象画を描いていきたいです!)ぜひ応援宜しくお願い致します!!