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書いてみて、がん告知後の当事者への関わり方的な内容が長くなったので、これで一回分とさせてください。

病院選びについては次回になります。

今回かなり性格悪い文章になっていて、チクチク言葉が多いので、嫌な気持ちなりたくない方は読み飛ばすことをおすすめします。

けど、後半は我ながら結構良いこと言っていると思うのでお時間あればこのまま読み進めて欲しいです。


最悪、最悪、最悪........

まだ独身なのに、乳がんになるとかしんど、
最悪、最悪、最悪........

胸にメス入れるなんて絶対嫌だし、全摘なんて考えたくないし、受け入れたくない........最悪

早く見つかって良かったと言われても、そもそも乳がんになりたくなかったし........最悪

ああ、幸せそうに見える人に腹が立つ、最悪........

メンタル大嵐期間はなんとも言えない怒りと悲しみが、竜巻のように頭の中をループしていました。

この期間は家族以外の人に会わなくて本当に良かったと今でも思っています。

なぜなら、誰彼構わず当たり散らす位、めちゃくちゃ性格悪い期間だったと思うから笑
だからといって今、性格良いかはわからないけれど笑

メンタル大嵐期間で得たことがたくさんあって、

今後の人生で、多少不機嫌な人や意地悪な人に出会っても、そんな時もあるよねと受け流せる力や心の余裕を手に入れることが出来ました。

もちろん、そんな人に関わりたくないので、そっと距離をおきますが........

もし、これを読んでくれた人の中で、身近な人が乳がんの告知を受けたなら、良かれと思って

健康情報を教えるなどのアドバイス
正論を言う
見通しがつかない時期のがんばれ、大丈夫などの声かけ

はしないのが無難かと思います。

もちろん全く悪気なんてないのはわかっているし、何を言えば良いのかわからないからこそ、元気づけようとしてくれているのも本当にありがたいこと。

しかし、自分の状況を受け止めきれていない人つまり、メンタル大嵐期間真っ只中の人に対しては、ここに挙げたような言葉かけは、火に油を注ぐだけでお互いに嫌な気持ちになると思います。

私は優しい人に八つ当たりして、これ以上自分の事を嫌に思いたくなかったです。

そして、家族と仕事関係の人にしか乳がんのことを打ち明けていなかったこともあってか、大人の対応をしてくれる方々ばかりだったので、

告知後すぐに、乳がんのことについてふれて来る人は家族以外いなかったけれど、

もし、私が告知後すぐに自分の感情のまま、相手との関係性や相手の事情を考えず、乳がんのことを打ち明けていたとしたらを想像してみることにしました。

ここにしか書かないけど(辛辣だけど、そう思ったので書きます。)

健康情報、アドバイス→この人は自分がいい人と思われたいんだなあ。ありがとうと言われることを期待していますか?残念、ありがた迷惑です。

正論→はいはい。正論で解決出来るなら苦しむこともなくて良いですね。あなたが同じ状況の時やってもろて。正論は誰でも言えると思うし、辛い状況真っ只中での正論って凶器やで。

がんばれ→もう十分がんばっています。これ以上何を頑張れと??何をどのようにしてがんばるんだろう?教えてください。

大丈夫→何でそんなことあなたが知っているんですか?えっ!怖、エスパーですか?

チクチク言葉の数々お許しください。
じゃあ、どのように接すればよいのか?

それは、何も言わず、何も触れずにいつも通り接してあげることです。

信頼出来る友達、パートナーや家族ほど近い関係なら一緒に乗り越えようと寄り添ってあげて欲しいです。

メンタル大嵐期間を経験して、何も言わない、何も触れない優しさにも気づくことができたからこそ、元気付けようとか気の利いたことを言おうとか、そういう気遣いは必要ないということを伝えたくなりました。

なぜなら、時間が経つことで当事者は勝手に元気になるからです笑

日にち薬とはまさにこのことで、私の場合は、数日かけてゆっくり、自分の状況を受け入れていきました。

そして、受け入れることで、だんだんと前向きな考えができるようになりました。

かなり早期に見つけることができて私は運が良い!

自主的に受けた検診で見つかるなんて私は運が良い!

江戸時代の日本や外国なら今後の人生で健康に過ごす30代や、40代以降の人生はなかったかもしれない。
今の時代の日本に生まれて私は運が良い!

今がどん底なら後は上がるしかない!これからどんな良いことがあるのか楽しみ!楽しみ!

そして、そんなことを考えていると素敵な病院と先生とのご縁を紡ぐことが出来ました。

これは持論ですが、心の持ちようで人生は楽しくも、苦しくもなる。

ただ、最後に誤解がないように伝えたいのが、メンタル大嵐期間を否定したり、無理矢理抑え込んでポジティブになろうとしないこと。

晴れの日があっても良いように、時には雨の日や大嵐の日があっても良い。

毎日晴れも不自然だし、雨の日は草花や作物を育てるでしょう。

個人的に雨音や雨の降り始めの匂い、雨上がりの匂いってなんか好き。

大嵐が過ぎ去って、季節が移り変わるきっかけになることもあるでしょう。

えっ、私めっちゃいいこと言うやん笑

だから、どうか辛い時もその感情を否定せず、ただ受け止めてあげて欲しい。

やまない雨はないというし、

感じてはいけない感情などこの世にはないのだから........

次回、お待たせしました。やっと病院選びについてです。

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