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依存恋愛とモラハラの「危険な関係」

こんにちは。
メンタルケア心理士・カウンセラーの櫻麻 莉子です。

今日は、2024年1月29日、月曜日。

あっという間に1月も終わりが近づいてきました。
時間の流れの速さには本当にびっくりしちゃいます。
というわけで、noteのほうもすっかりお休みしてしまっていましたが、今年はまた、少しずつ投稿していけたらなーと思っています。

さて、では今日も誕生花のご紹介をしたいと思います。
本日、1月29日の誕生花は、チュベローズ。

↑チュベローズ。ローズという名前ですがバラ科ではなくキジカクシ科のお花だそう。マレーシアでは「夜の女王」中国では「夜来香」ともいわれ、清楚で可憐なビジュアルに反して官能的な香りを漂わせます。

今日がお誕生日の方、おめでとうございます。

チュべローズの花言葉は、「危険な快楽」そして「危険な関係」です。
日本名では「月下香」なんて言ったりもするお花。

フレグランスがお好きな方は、ちょっぴり濃厚なフローラルの香り、としてご存じの方も多いのではないでしょうか。甘くて濃厚で、ちょっと心を惑わすような、とても色っぽい香りでもありますよね。

そんなチュベローズの花言葉、「危険な快楽」「危険な関係」ときいて、みなさんは何を連想するでしょうか。

私は、中毒性の高い、やめたいと思ってもやめられない、と言う意味で、「共依存とモラハラ」という関係に縛られた恋愛、というケースを想像しました。

ハマったら沼化必至、依存体質の恋!

これは、恋愛のお悩みでもよくご相談されることがあるテーマなのですが、「いま優しくて誠実な方とお付き合いしていて幸せだよ〜」って言う方にはあまりピンとこない恋愛のかたちかもしれません。

共依存×モラハラの関係は、実は親子でも、友達との間においても起こり得ることで、恋愛関係に限ったお話ではないのですが、今回は、恋愛における男女の関係、ということでお話してみたいと思います。

まず、共依存型の恋愛、というのは、「自己犠牲を伴うことを厭わずに、相手に尽くしてしまう」人と、そんな尽くしてくれる方に「徹底的に依存して搾取してしまう」人。ふたりの登場人物によって成り立つものです。

いわゆる、ダメンズとばっかり付き合ってしまいがちな女性、もしくはメンヘラタイプの女性とばかり付き合ってしまいがち、という方、いるのではないでしょうか。
こうした恋愛においては、お相手のダメな要素に加えて、ご自身が実は「共依存状態」を招いていた、ということが結構あったりします。
いわゆる「ダメンズ製造機」「ダメ女製造機」みたいな方ですよね。

そういった方の特徴としては、ご自身がまず「依存体質」であること。

あとは、「自己肯定感が低かったり、自信がない」こと。

たとえば、自分ではいろいろなことを決められないので、常に相手が望むことの方を選択しがちだったり。
あとは、会話をしていても、自分の想いを伝えることよりも相手の顔色や願望を必要以上に読みながらコミュニケーションを進めてしまったりとか。

自分で決めて責任をとるより、相手に決めてもらったり、判断を委ねたりする方がいいなあ、って、無意識だったとしても思っていたりする方が多いです。

そうなると、相手からすると常に”自分の思い通り”になるわけですから、最初は控えめだったり、対等な関係を築けていたとしても、どんどんわがままになっていきます。

さらに、その行き過ぎたわがままも聞いてあげたり、暴言を聞き流したり許してしまったりすることで、最初は対等だったはずの関係から「都合のいいひと」扱いに格下げ。ついには人間扱いすらもされない、といった事態にも発展しかねません。

依存体質のパートナーは大事な「所有物」⁉︎

普通の感覚の方であれば「そんな関係は嫌だしおかしい」とか、相手からしても、「こんな関係はお互いのためにもよくない」ということで、関係性を見直す努力をしたりするかもしれません。それでもダメなら「別れを選ぶ」という選択も出てくるような、状況かと思います。

ただ、この依存体質の方ととってもマッチング率が高くて、共依存関係として交際が継続してしまいがちなのが「モラハラ要素の強いひと」なんですね。

モラハラって、心理学的にいうと、「境界性パーソナリティ」という分類に当てはまる方に多いかなと思うのですが、ちょっとわかりやすくするために「モラハラする人」としてみますね。

彼らはプライドは異常に高いけれども、その実、自分に自信がない、と言う方が多いので、自分のわがままを聞いてくれて、王様/お姫様にしてくれるパートナーというのは、何者にも代え難い、大事な大事な「所有物」になってしまうんです。

奴隷がいなければ自分が王様やお姫様にはなれないわけですから、相手の方も依存してくるようになる。一方はギブだけ、一方はテイクだけというアンバランスな状態ながら、お互いに手放せない状態になってきます。

これが、共依存恋愛の始まり。

「俺がいなきゃダメなやつだから」「私がいなきゃダメなひとだから」。

ということで、関係が切れずに続いていく。

たとえ依存体質の方が、周りからのアドバイスもあったりして、勇気を出して「別れを決断しよう」という気持ちになっても、モラハラの人って、いわゆる飴と鞭の使い分けが上手な方も多いです。
別れ話を切り出しても、気持ちに揺さぶりをかけられ、ガーっと揺り戻される可能性も高くなります。こうなるともう、とにかくもう、離れられない。

仲直りする時だけ、ベタベタに甘くて、蕩かすようなことを言ってくるし、行動もしたりする。相手も、失いたくないから、結構必死です。

でも、一旦関係が戻って落ち着いてしまえば、またわがまま放題の、ひどいことを平気で言ったり貶めたりするような暴君に戻ってしまうんですね。

依存体質側も、「そんなの話が違うじゃないか」って言えたらいいんですが、何より怒られるのは嫌だから、これ以上傷つくのは嫌だから、ということで余計に自分の心を殺していい子に振る舞おうとします。

そんなオドオドした態度で接するうちに、相手の要求もどんどん加速していく。

そうなるともう、「相手が怖いけど、でも好き」っていう状態に陥っていく……。

第三者からみると、かなり異常な関係だったりすることが多いのですが、本人たちはあまり気が付いていない、ということさえあります。

危険な愛? 「不幸の中にある蜜」を求めるホスト依存

最近話題になることも多い「ホストにハマる女性たち」というのも、実はこの「依存体質」的な部分を引き出されている方も多いのではないでしょうか。

この場合、男性側が〈経済面での依存を、恋愛感情や愛情というオブラートでラッピングして提供している〉という少し特殊な形ではあるかもしれません。
精神的な共依存というよりは、テクニックとしての「共依存恋愛」が成立している、といった面があるのではないでしょうか。

じゃあ、この共依存恋愛、ハタから見たら「危険な愛」をどうしてあげたらいいの、っていうことなんですけれども……。
これは、結構難しいです。

本人が別れたい、離れたいという場合は別ですが、「共依存恋愛」は基本的に、ご本人がある種の「不幸の中にある幸せ」とか「ネガティブな形での快楽」を感じてしまっている場合も多いです。
結構ひどい状況になっていたとしても、本人はそもそも解決を望んでない、ということも。

ですから一番は「本人の気づきを待つ」「気づけるように心の整理整頓をお手伝いする」、という形でメンタルケアをしながら、本人が「別れ」を決断したタイミングで的確なサポートをするのがスムーズかと思います。

あとは、当事者の方ご自身が「共依存関係」にハマっているなーって、自覚できている場合。
この場合は、まずは今の関係性が、自分の人生にとって幸せか不幸せか、その関係において良かったこと、悪かったことを言語化してもらったりするのも効果的。
「言語化」イコール「客観視すること・自覚すること・現在の状況を把握すること」にもつながるので、気づきや解決も早かったりするかなと思います。

共依存恋愛から抜け出すために必要な考え方

恋愛は、その組み合わせの数だけ色々な形がありますから、今お話ししたことも一概には言えないでしょう。

でももし、「依存恋愛」から抜け出したい、と思っている方がいたら、まずは「依存体質」を少しずつでもいいので卒業するように心がけてみてください。
少しずつでも、状況が変わってくるかもしれません。

最初は、ほんの些細なことでもいいので、「自分の要望を伝えてみる」「気持ちを表現してみる」こと。
例えば、夜、お腹が空いたね、ってなったときにラーメン屋さんに行くか、牛丼屋さんに行くか、ってなった時に、自分が食べたい方を言ってみる、とか。

「過去がどうであれ、これから幸せになれる未来をつくることはできること」
「あなたは、世界にひとりしかいない大切な存在であること」
これを忘れないように行動してみてください♡

大切なのは、あなたが幸せになること。
自分の「〜したい」「〜がいい」という感情を捨てず、まずは自分自身の心や生活を満たすことを大切にしてみてくださいね。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました♡
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櫻麻 莉子(Rico Sakuma)


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