「幸福」がテーマの歌 その1

今日は、「幸福」をテーマに、僕の大好きな曲を見ていきたいと思います。

一曲目は、ポルノグラフィティ『幸せについて本気出して考えてみた』です。
僕はポルノグラフィティの大大大ファンでした。小説を書いたりしている今の気質の礎はポルノグラフィティの曲の歌詞に感銘を受けたことが発端と言っても過言ではないというほどです。

前回の記事(https://note.mu/lilca/n/n7905af3693e2?creator_urlname=lilca)でも、さらりと『シスター』の歌詞を紹介しましたが、本当に歌詞がいいんですよね。
だって、デビュー曲のサビが「僕らの生まれてくるずっとずっと前にはもうアポロ11号は月に行ったっていうのに 僕らはこの街がまだジャングルだった頃から変わらない愛の形探してる」ですよ? どうやったらこんな発想ができるんでしょう。脳をくり抜いて自分の脳に塗りたくりたいですよ本当に。

……とまあ、そんな大好きなポルノグラフィティなんですが、最近改めて聴きなおしてみて、発売当時よりもむしろ味わい深くなっているなと感じたのが、1曲目に紹介する『幸せについて本気出して考えてみた』です。

これ、なんと2002年発表の曲です! 時の流れは残酷ですなぁ……(遠い目)
この歌は、当時のイケイケのポルノグラフィティにしては、かなり等身大というか自省的な歌詞だったので、勝手ながらファンとしては「求めてるものとちょっと違うかも……」と思わないでもなかったですが……。
しかし、改めて聴きなおしてみると、これが実に、実に、実にいい歌詞なんです。
というより、(年齢がバレるのであまり言いたくないですが)当時中学生くらいのクソボウズだった僕にはこの曲は早すぎた……。

だいたいの人は、そこそこの年齢になってくると「子どもの頃に想像した将来像に比べて、ずいぶんとまぁ小さくまとまったな」という感想を抱くものと思います。
「自分の人生見えてきた」という感覚ですね。その感覚にズンズン刺さるんですよね。この歌詞。
「君は不満かもしれないけど、すでに幸せなんだよ」という押し付けがましいメッセージではなく、「お前はお前の周りにある幸せを自分の手で拾っていけ」というメッセージを感じられるのも、ポップスにありがちな無責任な歌とは一線を画しているところだと思います。

僕自身は、他の人に対して「幸せとは……」と説こうなどとは微塵も思いませんが、それでも、「この歌はいいなあ、この歌のように生きていけたらいいな」とか、「そうそう、自分はこれが好きな人間なんだよ!」とか、そんなことを小さく考えるだけでも、幸せというものはだいぶ近づくんじゃないかなーと思っています。

続いて、「幸福」に関する歌をもう1、2曲紹介しようと思ったのですが、ポルノグラフィティ愛で記事が少し長くなってしまった(歌詞分析じゃなくて、ただのファン語りになってしまいました……w)ので、次回の更新に回したいと思います。(できれば日曜日あたりにあげたいです!)

以上、ここまでお読みいただいてありがとうございますー!

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