やせいのかいしゃいんがしょうぶをしかけてきた!
ちょっと更新が滞っておりました。これからもう一度ペースをあげていきたいです。
今回のテーマは、人気ARゲーム『ポケモンGO』について。
2016年7月のサービス開始当初の熱狂と、それに伴う世間の逆風は記憶に新しいですが、かくいう僕は1カ月くらいで飽きてしまいました。
そんな僕が言うのも変だけれど、『ポケモンGO』はすごくいいゲームだと思います。よくできていますし、『ポケモン』の本来あるべき姿だなと思っています。
というのも、今までの『ポケモン』におけるユーザーの立ち位置は『主人公(ポケモントレーナー)を操る神的存在』だったのに対して、『ポケモンGO』は、ユーザー自身が『主人公(ポケモントレーナー)』となっているからです。
デバイス越しとはいえ、自分で街にくりだして、自分の目の前に現れたポケモンを、捕まえることができるのです。これは、とても画期的なことだと思います。
これは、少年期にポケモンブームが直撃したぼくたちの世代からすれば、とても喜ばしいことです。
……まあ、一ヶ月で飽きたんですけどね……。
リリースから2年近く経ちますが、今も大人気のようです。
今日も、会社の休憩で外に出たところ、近くにある公園の周囲に50人ほどの人が集まってスマートフォンとにらめっこをしていました。
三メートルほどでしょうか、それぞれ奇妙なほど均一な間隔を開け、静かに立って、画面を食い入るように見つめています。三十代〜四十代の男性が中心でした。スーツ姿の人も多いです。
その集団を外から見た光景は、はっきり言ってかなり異常なものですが、人々がゲームに興じることさえできない社会というのは息苦しいですし、そんな世界はいやなので、ぼくはこの50人の行為自体は好ましく思います。
街を歩いていたらポケモントレーナーがいるという眺めは、なかなか悪くありません。
ところが、その表情を見てみると、ちょっと不安がよぎります。
なんか、みんな、つまんなそうなんです。
せっかく好きなゲームをやっているのだから、もっと笑えばいいのに……と、おせっかいながらつい思ってしまいます。
ほとんどがソロプレイヤーなので話し相手もおらず、隣の人と話題を共有するわけでもないので、満面の笑みをしている方がおかしいのは理解の上ですが、それでも、あのスーツを着たポケモントレーナーたちの表情の暗さは、ちょっと気になります。
ゲームに熱中しているがゆえに見せる真剣な表情、とも少し違います。どんな感情で構成された顔なのか、部外者のぼくには想像が及ばない、なんとも言えない無表情なのです。
無関係な通行人の視線を気にしているのか、それとも平日の昼間からゲームしていることに後ろめたさを感じているのか、それとも単に惰性でプレイしているだけだからそもそも面白いとも思っていないのか……。
最後の理由だとしたら、ぼくの言うことは的外れですが、
やっぱりゲームしている人は楽しそうにしていてほしいな、と思った会社の休憩時間なのでした。
追記:アンノーンって、その存在自体にテンションあがりますよね。あの都市伝説臭。
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