今すぐチェック!「ため池ハザードマップ」
皆さんのお住まいの近くには、
農業用のため池(※防災重点農業用ため池)や、そのため池からつながる水路はあるでしょうか?
もし近くにある場合は、
「ため池ハザードマップ」
というものを確認してみてください。
最近は防災の意識が高まっており、ハザードマップの存在を知っている人や自分の住む地域のハザードマップを調べたことのある人も多いかもしれません。
ハザードマップでは、大雨や地震、噴火等の自然災害が発生した場合の被害想定(津波や土砂災害、洪水、高潮、内水、液状化など)や避難場所など様々な情報を得ることができますが、
その中でも「ため池ハザードマップ」の存在を知っている人や調べたことのある人は、少ないかもしれません。
(私は最近その存在を知りました!)
「ため池ハザードマップ」とは、地震や豪雨などにより、ため池が決壊した場合に想定される「浸水範囲」と「浸水深」、「到達時間」や「避難場所」等を地図上に表示したものです。
実際に、東日本大震災や平成30年の西日本豪雨などでは、ため池決壊による大きな被害が発生し、また最近の能登半島地震においても、多くのため池が危険な状態にあると報道されています。
海や山、大きな川が近くにない地域でも、見落としがちな危険が潜んでいるかもしれません。
各都道府県や市町村のホームページ、国土交通省のハザードマップポータルサイトにて、地域ごとの「ため池ハザードマップ」を確認することができます。
お住まいの地域や転居を検討中の地域などで、
ぜひ一度、「ため池ハザードマップ」を確認してみてください。
※ただし、地域によっては公開されていない場合もあります。
※実際の被害範囲や浸水深が想定と異なる場合もあるので、想定範囲外でも注意が必要です。
※マップを作成したため池が、直ちに危険なため池というわけではありません。
ちなみに、ため池は全国15万箇所存在し、特に西日本に多く分布しているそうです。
出典:農林水産省Webサイト
https://www.maff.go.jp/j/nousin/bousai/bousai_saigai/b_tameike/