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はじめまして

秋からコロンビア大学ティーチャーズカレッジ国際教育開発プログラムの修士課程に進学する、フィールド ライラックです。一般社団法人blossomの代表として、小・中学生の主体性を育てる英語プログラム「FunGlish」の開発・研究もしております。

このブログでは、私の大学院生活やblossomの活動・研究についてより多くの皆様に知ってもらうために発信していきます!
ただ、こんなことをするのは初めてなので、とてもとても緊張しております。。。
でも、教育に関心のある方、プロジェクト学習や英語教育に興味のある先生方、教育を通して地域をよくしていきたいと思っている行政や地域の方々に少しでも興味を持っていただけたら、知っていただけたら嬉しい!そんな思いでゆるーく更新していきます!

まず今回は、私が大学院に進学する理由、そして、blossomでの活動を始めた理由について綴っていこうかなと。

両方において私の最大の目的は、「日本のすべての子どもたちが自分の力で飛躍できるような公教育」を構築することです。そのため、知識をつけ、研究を進めるために大学院に進学し、より多くのアクションを起こし続けていくためにblossomを始めました。

私は、豊かな自然と温泉のある神奈川県箱根町で育ち、小学校から中学校まで箱根町の公立校に通いました。自然に囲まれ、塾や英会話がなく、たくさん遊んで育ちました。元々勉強が大っ嫌いだったため、何のために学ぶのかもわからなく、楽しいことをして1日を過ごしたいと思っていました。小さい頃の私の思考のほとんどは 
「週5回の登校日と休みの日数のバランスおかしくない?」
「学校で散々勉強したのに宿題もやるの?」
「10回も漢字書かなくても覚えられるでしょ?」
などなど、いかに勉強を避けるかという、勉強をしないことを正当化するかのような生意気な発想ばかり。
しかし、そんな私に両親も勉強をしなさいと言うことはなく、双子の妹と学校帰りに人形で遊んだり、外で一輪車に乗ったり、ボードゲームで遊んだり、自由に遊ぶ幼少期を過ごせました。

しかし、机に座って知識を詰め込まなかっただけで、学びに溢れる生活はしていたと今では思います。人形遊びのストーリーを考えることで創造力を養い、一輪車の練習で忍耐力をつけ、ボードゲームで遊ぶことで協調性や論理性を身につけました。また、習い事はほとんどしませんでしたが、手芸やスキー等、好奇心のままに色々なことに夢中になる経験もしました。さらに、父の影響で海外に行くことも多く、多様な人とふれあい、時には疑問を持ち、それを追求する手助けを両親はしてくれました。

これまでの、学びと英語が中学生の時に初めて役に立った経験から自信がつき、自分の将来の可能性について考えられるようになりました。しかし、英語によって自信をなくし、
「英語を使うことはない」「どうせ、話せるようにはならない」
などと、英語を避ける同級生たちを見て、私にとっては向学心のきっかけとなった英語が、多くの人にとっては「壁」となり、学習意欲の格差の要因となり得ることを痛感しました。そこで、このような英語学習の負の側面を抑制し、正の面をより実感できる英語教育を実施したく、田舎という環境の良さと多様な経験学習の良さを合わせ、英語を教えるだけでなく、地域に関連したトピックから国際的なトピックまでをアートや実験等、体験型プロジェクト学習を通して英語で行い、生徒が英語を学ぶ楽しさと達成感を得て、学びの主体性を促す環境を作り出すことを大学の卒業論文と「FunGlish」で目指しました。別の投稿で詳しく説明しますが、このカリキュラムを受講した生徒の変化は想像以上のものがあり、この活動の意義を確信しました。

FunGlishの授業の様子
FunGlish チラシ

一方で、私のような一人の大学生ができることの限界や、向上的思考を受け入れにくい現在の教育システムの危うさ、教育への意識等、問題も山積みで、アプローチを変えて行かないと変化は起こせないこと痛感しました。その点、やはり、公教育は誰もがアクセスできる場所で、これを変えることで影響を与えられる生徒は増えるため、未熟な私が社会の大きな変化を目指すためには、地道な活動をし続ける「blossom」と同時に、大きい力にアプローチする能力や知識を身につけるために大学院や海外での実務経験も必要であると思い、今に至ります。

こんな私の、大学院での生活やblossomの活動興味を持っていただけたら嬉しいです!


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