見出し画像

子どもが「外側から」自分を見た話

少し前のある休日、
面白いことがありました。

私は家事をしており、
夫は二階で仕事。
小学校四年の息子は
なにやら機嫌よく
とあるYoutuberの真似をして
ふざけて遊んでおりました。

そのときも息子は
楽しそうに二階に行って
戻ってきたのですが、
戻って来て妙なことを言うのです。

「あれ!?変だぞ!?」

え?え?と言いながら
二階へ行き、
また降りてきます。
そして私に言うのです。

「ちょっと、嘘言ってると思われるかもだけど、すごい不思議なことが起こった」と。

息子いわく。

二階に鏡ってないじゃん?
なのに俺、自分を見てた。
自分が見えたから、
あ、シャツがゆがんでる
と思って直して
降りてきたんだ。
降りてきてから「おかしい」って気付いた。
何なのこれ!?

その時、息子はふざけて
シャツを頭にかぶって
遊んでいたのです。

そのシャツがちょっとズレてたので、
(それが見えたので)
「もっとこうだな」と見ながら直して、
それから降りて来たのだそうです。

ただし……。
我が家、二階に鏡はありません

来られたことがある方は
お分かりと思いますが、
本当に姿が映るものってないんです。

夜だったので、カーテン類は
全てしまっていました。
そのため、窓に映った、
ということもあり得ません。

しかも息子が
「鏡を見た」と言うのは
階段を上がり
曲がってすぐの場所。
そこは何もない空間です。

息子は何も考えず
自分の姿を見てシャツを直し
降りてきてから
違和感で驚いたのでした。

「嘘じゃないんだ、信じられないかもしれないけど、おれは自分の顔を見て直したんだ!」

実際一緒に見てみましたが、
やっぱりいつも通り何もなく。
夫が「どうしたん?」と聞くだけです。

息子は「何」を見たのか。

ちなみに私は信じました。
「あるある、そういうことってあるんだよ」と笑いました。
あるんです、
そういうことって、たまに。

では、息子は何を見たのか。
ドッペルゲンガー?
幽霊?
いえいえ、違います。

息子は、外側から自分を見たのです。

人は、いつも基本的には
「体の中」に意識があるものですが
時々、外に出ることもあります。

寝ている時などは顕著ですね。
有名な例えでいえば、
幽体離脱でしょうか。

今回の場合は幽体離脱ではなく、
「意識が広がっていた」ので
視点が外側に振れた、
という感じなのだと思います。

つまり、息子は
自分で自分を見たのです。

意識が広がれば誰もがそう見える。

なぜそんなことが起こったのか。
そう振り返ってみると、
息子はそのとき
ご機嫌」でした。

これは最近
気づいたことなのですが
「ご機嫌」というのは
とても意識の波動が
高い状態なのです。
(※気づいた話は↓の記事)

つまり息子は
ご機嫌だったので、
自分でも気づかぬうちに
意識がものすごく広がっていた。

それは自分の体の
範囲を超えていて、
結果として
外側から自分が見えちゃった
……というわけです。

当の息子は
信じてもらえて嬉しかったのか
また機嫌よく遊び始めたのでした(笑)

「本来の自分と繋がる」と意識は広がる。

本来の状態は、
機嫌がいい状態です。
(裏を返せば
不機嫌な人は
本来の自分ではない状態)

つまり機嫌よく
本来の自分らしくいると
勝手に意識が広がるんです。

そういう風に意識して
自分を調律していくと
視点も広がるし
波動も変わっていくのだと思います。

息子を見ていると
子どもは本来、
制限さえしなければ
機嫌よくいられるんだなと思います。

素直だからこそ、
自分の心地よさも
自分で分かって作れるんですよね。

大人になるにつれて
色々と余計なことを考えすぎたり
人の目を気にしすぎたりして
自分で自分を制限して
しまうことが増えていきます。

大人の私たちも

「あっ、今勝手に自分を制限しちゃってたな」

と気づいたときは、

「もっと気楽に、機嫌よく」

って思えたら
楽でいいかも、なんて思いました。

最後までご覧いただき、
ありがとうございます!


この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

どうぞサポートのお気持ちは、ご自分へのご褒美に使ってあげてください♡