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英語を習得しなければ止まらないアラーム

なんでアラームの音ってこんなに不愉快なんだろう。アラーム音の作曲家は、人にネガティブな反応を与えるのがわかっていながら、どんな気持ちで楽譜に向かうのだろう……。

ぼくは今、下の階から聞こえてくるアラームにうんざりしていたところだ。

なんだかんだあり、19歳の留学生がぼくの家に住むことになって1週間が経つ。予定以上になんだかんだあり、2階にはぼく、1階には一組のカップルの生活がある。

最初に彼が、実は彼女を連れてきていて……と明かしたときは、まあおそらくは、旅行期間中にホテル代を浮かせ、彼氏と過ごすことを考えているのだろう慎ましい女性を想定した。

彼女がぼくと初めましての挨拶を済ませてから3日くらい経って、あ、3日では帰らないんだ、と思い、1週間経つ今は、当たり前のように干されている女性用の下着に、もう特別な印象を覚えなくなっている。

彼らは流暢な英語を話すから、ぼくの拙いいんぐりっしゅを上手く理解してくれて、意思疎通に大きな問題はない。
ただ、大きな問題はないというだけで、些細な事柄(とりわけこちらのこと)は伝わらず、大味なコミュニケーションの中、日々を過ごしている。

例えば、ゴミの分別の詳しい説明は、多分伝わっていない。かる〜く話したのだが、ふとゴミ箱の中身を確認すると正しい分別ではなかったり、ということがしばしばある。
ぼくは、それに気づいたら、この時期嫌な臭いをたてる生ゴミに触れないよう、正しく分別し直すのだが、ゴミ箱の中の全てにおいて管理が行き届くわけではないし、そもそも、ごみ収集のおじさんだって、おおかた間違った分別でなければ、中身を改めることもなく回収していく。

まあ、ゴミの問題は今後、しっかりと説明しなければならない。
英語を学べる良いチャンスかも〜と思っていたが、実際は、学ばなければならないに近い。
もちろんアクシデントの回避のためであるが、自分の気持ちをちゃんと伝えていきたいからでもある。

ピカピカにされた浴室、毎日のこまめな掃除、ぼくに振る舞われる手料理(本当にありがとうございます🙇🙇🙇)……ちゃんとお礼は伝えているし、それに見合うお返しはしている、けれど、もっとちゃんとした英語で感謝を伝えたい……。




あと……



アラームはなるべくはやめに止めてほしいな!
ぼくは音に敏感な性質でね!
君たちは平均すると深夜2:00に眠りにつくじゃないか!
それでは8:00に鳴るアラームで起きるのは難しいのではないだろうか!
そもそも、君たちは昼過ぎに起きて活動を始めるじゃないか!
そのサイレンは、誰が聞き、誰が起き、誰が止めるのだろう!
今のところ、聞いて起きるのはぼくの役割だね!
しかし止めなければ際限なく鳴り響くということも忘れずにいてほしいな!
ここ最近は極めて生産的な日々を送れているよ、休日に8:00から目覚めるってのは最高だよ!
あ、あと、彼女はいつまで滞在するのかな!
3人での生活が嫌ってわけじゃないんだけど、いつまでいるか、それは知りたいなって!


↑これもちゃんと5重くらいオブラートに包んで伝えていきたい……。

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