見出し画像

【詩】こんぺいとう

蟻が落ちてる飴玉にたかる。それを見て、ぼくは星を食む。とても甘くて、噛むとがりごりと歯応えがあった。知っているだろうか。砂糖の山の中では蟻は生きられないのだ。人も甘さだけでは生きることができない。それでも、求めるから肥える。ああ、どうしようもない生き物だなと、また、ぼくは星を食む。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?