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息子の一言にキュンとさせられた

朝ご飯を食べていた時のこと。

私は1歳の娘にごはんをあげるので、娘の横に座っている。
5歳の息子は、夫と義父の間に座っているため、私からは少し離れている。

娘のご飯が終わった頃合いを見計らって、息子が声をかけてきた。

「みいちゃんのご飯終わった?」
「うん。終わったよ。」
「したら、ケンの横来てや。」

テーブルをパンパンと叩いて「ここ、ここ」と催促する息子。

「じゃあ、ちょっと席変わって」
夫と席を交換して、息子の横に座る。

私が横に座ると、息子は満足そうな顔をした。

「なんでお母さん呼んだん?」
「え?だってお母さん好きやから。」
「なんでお母さん好きなん?」

すると息子は、口を手で隠しながら、私の耳にこうささやいた。

「可愛いから。」
「!!(悶絶)」

なんだこれ、こんなんお母さん知らんよ。
夫にもこんな風に言われたことないんに。

かーっと耳が熱くなるのが分かった。
息子はにんまり笑っている。
その顔がまた可愛い。

これ、本当に私の息子か?

たまりかねた私は、夫をつつく。
「ねぇねぇ、今の聞いた?あ、聞こえてないか。”可愛いから”やってよ。」
「そう、良かったねぇ。」
「めっちゃ嬉しいんやけど。どうしよ。」
「良かったじ。」

どこでこんな技覚えてきたんだか。
いや、地でいってるんだろうな、これは。

5歳児だからなのか、息子の本性なのかはわからないが、やるなぁ。
でも、モテる性質ではないと思うので(私と夫の子だから)、将来はそんなに心配していない。
本当に大切な人だけに言ってくれるんだと思っている。

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