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合コンにおけるマーケティング理論

皆さん、マーケティングって何かご存知ですか?

言葉は耳にしたことはあるけど、「よくわからない」「何やら難しそう」と思ってる人も多いはず。

マーケティングに含まれる様々な要素は、実は多く場合、皆さんが日常生活の中で当たり前に行なっている行動や考えに含まれている、とても身近なものです。

今日は少し、例えを用いて、マーケティングについて、お話しします。

はい、ここで質問!

合コンに行ったことはありますか?

実はこの合コンという活動には、しっかりマーケティングの要素が詰まっています。

自分の身に置き換えて、考えてみましょう。

今回は、僕が話ししやすい男子バージョンでお届けします。

ある日、あなたに友人からの一本の電話。

「今週末、合コンあるんだけどお前どう?」

特に予定もなく、彼女がいないあなたは行ってみようかな、と思ったとします。

まず、あなたはその友人にこう聞くでしょう。

「男は誰が来るの?」

そう、この行為こそマーケティングの世界で言うところの<競合分析> です。

参加する同性側の参加者聞く。それはすなわち、ライバルの事を知ろうとしています。合コンのゴールは素敵な異性に出会うため。

そのために自分を競合と比較し、しっかりと各競合の強み・弱みを理解した上で、<差別化>をしていかなくてはなりません。

そして、次にあなたはこう聞きます。

「んで、相手はどんな人たち?」

はい、出ました。この行為はマーケティングで言うところの<ターゲット分析>。

相手の情報を知り、分析することでターゲットのニーズを洗い出し、最適化しようとしています。

もし、大手企業のOLさんなら襟付きのシャツにキレイめのパンツ、ジャケットなんかも羽織って行くかもしれないし、アパレルのショップ店員や美容師さんならカジュアルでオーバーサイズ気味のコーディネートで望むかもしれない。

そんな風にまず見た目から、ターゲットに最適化していく。これも<デザイン戦略>という立派なマーケティングの要素です。

さぁ、準備は整いました。

あなたはお店に向かいます。戦いの舞台は小洒落たダイニングバー。

いざ、戦いがスタートです。

次にあなたが考えるべきこと、それは<ポジショニング>です。マーケットの中で自分がどういうボジションをとるか、それはとても重要になります。

A君は巧みな話術で次々と笑いを取り、B君はクールにワインや音楽の知識をひけらかします。C君はみんなの飲み物が無くなるとサッとオーダーしたり、空いたお皿を下げたり、なかなかの気の利きようです。

このような競合の動きと<ターゲットのニーズ>を加味した上で、あなたは独自のポジションを見つけなければなりません。

そこで、今回は相手の話をしっかり聞き、共感する「いわゆる聞き上手君」というポジションはいかがでしょうか?
きっとA君・B君・C君にはない優位なポジションを獲得できることでしょう。

そして、中盤を過ぎた頃、時間も限られた中、そろそろあなたはアクションを起こさなければなりません。

「聞き上手君」ポジションでヒアリングした情報を元に、的確な<キャンペーン>を打ちましょう。

「ねぇねぇ、今度みんなで海に行って、花火しようよ!」

そう、これは会話の中で聞いた「海に行きたい」という情報と、あなたの「夏といえば?」という質問で「花火」と答えた彼女のデータを掛け合わせた完璧なキャンペーンです。

すると、お気に入りの子は「いいねー!行きたーい!」と答えました。

そこですかさず、あなたはこう言うのです。

「じゃ、俺が企画するから連絡先教えといてよー。」

そう、あなたはこうしてキャンペーンにエントリーしてもらうことに成功し、しっかり<見込み客>を獲得することができました。

ただ、この段階ではあくまで<見込み客>なので、ここからが大事。
SNSやLINEを駆使しながら定期的な<顧客フォロー>をしながら、少しずつ<ファン>になってもらいましょう。

そうすれば、次回の<イベント>で会う際には、<ご成約>いただけるに違いありません。

はい、こんな感じです。

当たり前に過ごしている日常や経験にも、マーケティングという要素は多く含まれています。

「何かビジネスを始めよう」「こういう商品を売ってみたい」など考えている人は、マーケティングなんて難しそうと毛嫌いせずに、楽しみにながら考えてみてはいかがでしょうか?

では、また。

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