#011〔仮面ライダー〕
今日になって、初代 仮面ライダーを演じた主演 藤岡 弘さんの
撮影当時を振り返ったインタビュー記事を見た。
…壮絶な話がたくさん聞けた。
藤岡さんが、撮影中にバイク事故で大怪我をしたという話は、
知識としては知っていたが、
まさか、ここまで大変な話だとは思わなかった。
…もう、痛くてツラい表現のオンパレードであった。笑
僕は、仮面ライダーシリーズは、テレビで観ていたが、
それより以前の、仮面ライダー1号、2号は、全然知らなかった。
せいぜい姿を『観た事がある』くらい。
僕が、彼らを知ったのは、ゲームの影響が大きい。
当時の『スーパー特撮大戦 2001』というゲームだ。
これは、スーパーロボット大戦のゲームシステムと、
非常に似通ったゲームシステムを搭載しており、
スパロボをプレイしているユーザーであれば、
すぐに、手に馴染む事だろう。
参戦作品がまた、凄い作品ばかり。
仮面ライダーシリーズ (RXまで)
ゴレンジャー
宇宙刑事シリーズ (3作品全て)
キカイダー
イナズマン
ジャイアントロボ
レッドバロン
ワンセブン
ウルトラマンシリーズ等々…。
物語は、ゲームオリジナルであり、
これらのヒーロー達が、夢の共演を果たす作品である。
こだわりの『実写描写』である所が、実に渋くてカッコいい。
デーンジ! エーンド!!
…そこで僕は、本郷 猛の生い立ちを改めて知ったのだ。
ゲームの難易度は、非常に高く、
スパロボのシステムと比較しても、作りは粗い。
一部に、理不尽なステージが存在し、プレイしていて、
僕は『あまりにも強いストレス』に苛まれた為、
セーブをして途中で保留とし、現在では封印している。笑
色々とゲームに『文句を言いたくなる気持ち』を抑えて、
今は、仮面ライダーの話に戻るとしよう。笑
本郷は、悪の組織ショッカーに連れ去られ、望まない
人体改造の果てに『バッタの怪人』にされてしまう。
しかし辛うじて、脳改造を受ける前に脱出し、事なきを得た。
脳はもとより、見た目は、これまでの本郷だったが、
身体に関しては、改造人間 (怪人) となってしまい、
もはや、人間では失くなっていたのである。
本郷は、その事実を前にして、悩み苦しみ、そして絶望した。
彼は、これ以上の哀しみを増やすまいとして、仮面を被り、
仮面ライダーとして、ショッカーと戦う決意をした。
これが、仮面ライダーの物語である。
しかし、僕は知ってしまったのだ…。
仮面ライダー1号、そして、本郷 猛の結末を…。(今さらだが)
僕は、ゲームをクリアまでしていないし、
石ノ森 章太郎 先生が、恐らくは、
本当に描きたかった物語は、テレビ版ではく、
漫画版の方であったのだと、密かに感じていたのだ。
漫画版の仮面ライダーは、僕は全然読んだ事がない。
しかし最近、仮面ライダーを特集した、とある雑誌を見た時、
僕は、その描写を観てしまったのである!!笑
(僕は、ショックを隠せなかった…。)
…しかし、藤岡 弘さんが何気なく喋ったセリフに対して、
石ノ森 章太郎 先生が、返した言葉が印象的であった。
それは、
『ヒーローは、死なない。』 という事。
そのセリフに、石ノ森先生が描いてきた
ヒーローの本質が、垣間見えた気がしたのだ。
先日、シン・仮面ライダーの舞台裏を映した番組を観た。
撮影の合間に、様々な葛藤や悩み、苦しみがあったのだろう。
庵野監督が『4人目の仮面ライダー』に見えたのは、
果たして、僕だけだったのだろうか?
…これは、カオスだ。
THE END
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