こころの傷
恐ろしいことにこの四年ほどの記憶を断片的にしか思い出せないことに気づいた。人間というのは都合の良い生き物で、辛かったことは思い出さないようになっていくらしい。
「このまま消えてしまえれば楽なのに」とか思いながら生きていたので、当たり前といえば当たり前なのかもしれないけど。
精神的に押し潰されたときに「体調を崩した」ということに、かなりの抵抗があったのだけど、それを経験してみれば『体調を崩した」以外の何ものでもなかった。
「そろそろ元気になってきたかな」と思ってからも一年くらい経った。あらためて思うのは、その時はまだそんなに元気じゃなかった。
元気なふりができるようになるくらいには、元気になってただけ。今のほうがまだマシ。
ということは、今もなお傷口は開いている可能性もあるということ。
実は最近、物語を摂取できない。
ドラマを観れないし、映画も観れない。小説もなんか読む気にならない。なんでか分からないけど。
これも「こころの傷」の影響のひとつなのかも。このことの意味が分かるまで、ゆっくり休んでみようと思う。
最後までありがとうございました。ゆるく生きていきましょう。