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変わらない生活のなかの変化

「人生は急にうまくいかなくなるし、悪いことは連鎖する」ということがわかったのが二十代前半の実り。

加えて、「どうしようもないときには、どんなにあがいてもどうしようもない」こともわかった。

ほんとーにしんどかったけど、何がしんどさを和らげたかって、ただ日々を過ごしたことでしかない。

何もできねぇと思ってても、日々なんかはやってるわけで、飯食って寝てクソしてっていう生活が治癒に一役買っていた。

それに加えて、生活の流転の中で些細な課題や問題は逐次発生する。それを解決しなきゃならんので、通院とか事務手続きとか勉強とかをちょっとずつこなしていたら、生活の流れが少しずつ少しずつ変わって、前よりは生きやすくなってる気もする。

何でもかんでも計画的にできる方ではないけど、計画的な変化だけが「成長」じゃない。自分の変化と環境の変化によって、お互いの噛み合わせが良くなったり悪くなったりする。それだけ。


人付き合いも得意じゃないし、上昇志向もない。人からあーだこーだ指示されるのも好きじゃない。概して社会不適応な方の部類の人間だ。

だから、この先の人生で、不安と憂うつ苛まれることは数知れないと思う。よく分かんねえ人間社会に放り込まれて、“自分だけが合言葉を知らない暮らし”の中で何回か絶望するとも思う。

でも、「まあこんなもんか」と開き直れると楽だ、ってことを知ってるから少し安心する。

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最後までありがとうございました。ゆるく生きていきましょう。