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【映画】温泉シャーク

映画って色々なジャンルがあって「ラブストーリー」とか「ホラー」とか「戦争もの」とか「アクション」とか、人によって好き嫌いがあります。そういうジャンルの中で、やたらと一部のファンから愛されているジャンルが「サメ映画」です。

ホラーやサバイバルものの派生ではなく「サメ映画」が既に一つのジャンルと言っても過言ではないです。サメ映画ファンは非常に懐が広く「サメが出てればとりあえず課題はクリア」なところがあって、B級C級な感じも「まあ、サメ映画だし」と許せる。赤点ラインが低いというか「存在しないのでは」という感じ。怖がらせるサメ映画もそりゃありますが、基本的にはツッコミどころを探しつつ、心の中で「この展開はねーよwww」と笑いつつ、最終的には「アリやな」に帰結する。それがサメ映画のたしなみ方、お作法。

物語

東洋のモナコと呼ばれる「暑海市」に巨大スパリゾート施設が建設されます。そんな折、市内各所では温泉で入浴中にサメに襲われる人が多発。もうこの時点でおかしいんですけど、何故「陸地側にある温泉施設」にサメが現れるかというと、古代生物で超軟体で水の中を自由に行き来できるからなのです。また、このサメは「地中の水分の中」も行き来できるため、温泉でもない普通の陸地にも表れ始めます。人々は町の外に避難し、自衛隊と米軍の協力体制の元で掃討作戦が発令されます。いや、米軍ってw

尋常じゃない事態の中、警察署長が遂にサメに襲われて謎の「サメ感染症」みたいなのにかかります。体が紫になります。いや、紫ってw で、これを治癒するためには「フカヒレから抽出した成分で薬を作る必要があります。

市長はサメの本拠地に乗り込んでサメと戦うために、科学者とマッチョとともに3Dプリンタで出力した潜水艇に乗り込み、海に潜るのです。てか、マッチョ誰やねんw 3Dプリンタってw

ツッコミが追いつかない

マッチョの存在が謎すぎるw
サメの生態も謎すぎるw
スパリゾートの構造も、基礎工事せんのかいw
主役は市長やったんかいw
CGがチープすぎやろw
3Dプリンタってw
市長の「僕は勉強は出来る方なんだ」で説明終えるなw
米軍呼ぶなよw

という感じでとても良い。上記は「減点要素」ではなく「加点要素」なのです。それが正しいお作法。

まあ、免疫ない人とか、こういうノリが苦手な人も多いと思う。真剣に物語を追うタイプの映画と同じ感じで鑑賞したら怒るかもです。

ですから、万人にはお勧めしづらい…けど、好きな人にはハマるタイプの作品です。機会があれば是非是非w



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